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2022.07.05

【7月第1週資金調達まとめ】「シェア買い」ショッピングアプリのカウシェが22億円調達

国内の成長産業及びスタートアップに関する幅広い情報を集約・整理し、検索可能にした情報プラットフォーム「STARTUP DB」では毎週、資金調達のサマリーを発表している。この記事では、7月1週目の“注目のトピック”として選ばれた5件の資金調達について紹介する。

カウシェ


調達額:22億円
調達先:Bonds Investment Group(リード) / ANRI / SBIインベストメント / SIG Asia Investments / グローバル・ブレイン / Sony Innovation Fund / デライト・ベンチャーズ / モバイル・インターネットキャピタル / 三井住友海上キャピタル / 千葉道場ファンド / 電通ベンチャーズ
備考:シリーズBラウンド

複数人での商品購入でお得になる“シェア買い”ショッピングアプリ「カウシェ」を提供するスタートアップ。

「カウシェ」は、友人や家族など複数人で同時購入をすると、定価の最大55%引きで商品が購入可能なサービス。

ユーザーが好きな商品を選んで購入すると“シェア買いグループ”が作成され、そのグループURLを友だちや家族にシェアし、目標人数を集めることで割引が適用されるシステムだ。

同サービスには、オンラインでも友だちや家族とコミュニケーションを取りながら買い物を楽しむ体験を作りたいというビジョンが込められている。

2022年6月、Bonds Investment Groupをリードインベスターとして、SIG Asia Investments、三井住友海上キャピタル、Sony Innovation Fund、電通グループ、モバイル・インターネットキャピタル、ANRI、グローバル・ブレイン、千葉道場ファンド、デライト・ベンチャーズ、SBIインベストメントを引受先とする第三者割当増資により総額約22億円の資金調達を実施。

今回調達した資金は、「カウシェ」のソーシャル要素強化に向け、エンジニアを中心とした人材採用に活用する予定だ。

Goals


調達額:15億5000万円
調達先:ALL STAR SAAS FUND(リード) / Angel Bridge / あおぞら企業投資 / みずほキャピタル / インフォマート / 三菱UFJキャピタル / 商工組合中央金庫 / 新生企業投資
備考:シリーズAラウンド / インフォマートとは資本業務提携

外食産業の業務改善サービス「HANZO」シリーズを提供するスタートアップ。

「HANZO」シリーズは、外食企業向けの自動発注・原価計算・売上予測のクラウドサービスだ。飲食店の業務をAIで効率化し、食品ロスの削減や人手不足による店舗運営の課題に貢献するクラウドサービスとなっている。

店舗にあるパソコンやスマートフォンのブラウザ上で操作できるため、専用機器の購入も必要なく手軽に導入できるのも魅力の一つとなっている。

2022年6月末には、シリーズAラウンドで既存投資家BEENEXT Capital Managementをリード投資家とし、新規投資家Angel Bridgeなど計8社を引受先とした総額15億5000万円の資金調達を実施。

今回を含めた累計資金調達額は19億6000万円となった。調達した資金は、サービスの開発に向けた人材採用に活用する方針だ。
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文=STARTUP DB

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