FDAは大麻や大麻由来の化合物の潜在的な効能を認めている一方で、詐欺的だったり、誤解を招いたりする宣伝方法でCBDを栄養補助食品として販売し、消費者を危険にさらすような行為は厳しく取り締まっている。また、FDAはウェブサイトで「CBDは眠気や沈静状態、倦怠(けんたい)感を引き起こす可能性がある。こうした副作用のため、CBD製品を摂取後に自動車を運転する予定がある場合、注意すべきだ」と警告している。
CBDは規制薬物ではないため、米国でCBDを使用して運転しても法に触れる可能性は低い。しかし、CBD製品の使用によりTHC検査で陽性になれば、酒気帯び運転(DWI)や飲酒・麻薬の影響下の運転(DUI)容疑で逮捕されることもあり得る。こうしたリスクは現実的なものだ。CBD専門情報サイト「リーフリポート(Leafreport)」の最近の調査では、CBDを使った睡眠導入剤の多くは不当表示されていて、多量のTHCを含んでいる可能性が示されている。