経済・社会

2022.06.19 08:30

米国のインドアゴルフ人気 コロナ規制の緩和後も継続


同社のライアン・ダーシー社長兼最高経営責任者(CEO)は「初心者の入店が増えている」と語る。「だが一つ確実に見られるトレンドは、人々がゴルフに復帰していることだ。忙しくて過去7年間クラブをしまい込んでいた人が、戻ってきている」

1ラウンドのプレーには通常、1人1時間程度かかる。複数でプレーすると時間も延びるが、エックスゴルフの料金はグループごとの設定だ。ピークとピーク外で料金が異なり、1時間35~55ドル(約4600~7200円)となる。

平日の夜は満席だという。ダーシーによると、朝は年配客が多く、遅い時間になるにつれて若い利用客が増える。店内では、利用客によってかける音楽や音量も調整しており、夜と朝では違う雰囲気になるという。

インドアゴルフが屋外の本物のゴルフの代わりになるかと言えば、そうではない。屋内では丘を歩いたり、バッグを運んだり、新鮮な空気を吸ったり、ショットの実際の飛び具合を見たりすることができない。

しかしそれでも、インドアゴルフはゴルフによる人との交流を楽しめるし、スイングもできる。また、熱心なゴルフ愛好家は、ショット時にスイングやボールの速度を数値としてリアルタイムで確認することで、さまざまな改善に役立てられるだろう。楽しむ方法は人それぞれだが、インドアゴルフは天気の悪い日や夜間、あるいはどうしてもコースを予約できないときには、とても良い選択肢となる。

編集=遠藤宗生

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