多様なカルチャーを再接続することで生まれる新たな土壌からは、何が芽吹くか MEET YOUR ART FESTIVAL2022「New Soil」


13日の夕方には関係者に向けた「VIP PARTY with Forbes JAPAN」が行われ、主催者や協賛企業による挨拶が行われたほか、大沢伸一(MONDO GROSSO)によるDJイベントを開催。

主催のエイベックス・ビジネス・ディベロップメントの代表取締役社長である加藤信介は、挨拶で「『MEET YOUR ART』は、開始してからまだ1年半のプロジェクトですが、こういうイベントを開けたことや、たくさんの人に集まってもらえたことが本当にうれしいです。エイベックスはエンターテイメントの会社。エンタメで培ってきたノウハウをアートに反映し、新しいお客さんをアートに呼び込みたい。今後さらにこのプロジェクトの規模を大きくしていきたいと考えています」と述べた。

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DJイベント中の大沢伸一(MONDO GROSSO)。

このイベントにはさまざまな企業がパートナーとして参加している。

若手アーティストの作品の展示・販売を行うアートフェアを共催したココナラの社長の鈴木歩は「当社はスキル、知識、経験を購入できるスキルマーケット『ココナラ』を運営していて、アーティストの活動の可能性を広げたいというMEET YOUR ARTとFESTIVALのビジョンに親和性を感じた」と語ったほか、between the artsの大城崇聡は「当社はコレクターのためのサービスをやっています。

アートの硬派なイベントが多いなか、このMEET YOUR ART FESTIVALはアートのコレクター以外の人に対しても間口を広くしていて、人が集まりやすい場をつくっている部分に惹かれた」と、このイベントに寄せる思いを語った。

また、積水化学工業といったアートとは一見離れたように見える分野で事業を展開している企業の参加もこのイベントの特徴で、同社を代表して挨拶した吉岡忠彦は「この会場では、サステナブルの社会の実現を目指してサステナブルバーガーやプラントベースの靴下を販売していますが、そうしたプロダクトづくりの理念は実は積水化学の事業とも非常に似ていて、親和性を感じました。

業種の枠を超えて、サステナブルな社会を実現する、という目標に向かって一緒に何か創出していける機会にしていきたい」と語った。

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スピーチと乾杯の挨拶をするForbes JAPAN編集長・藤吉雅春。

そのほか、Forbes JAPAN編集長の藤吉雅春も挨拶し「アートを理解しようとするのではなく、アーティストの姿勢や生き方をビジネスに取り入れることで新たな可能性が生まれる。Forbes JAPANでもビジネス x アートをテーマにした別冊を今春発行しましたが、アーティストたちと交流を深めながら化学変化を起こし、これからの社会に新たな視点をもたらしていけるといい」と、ビジネスとアートが融合する可能性について話をした。

社会全体でサステナビリティについて考えなくてはならない現代において、このイベントがどんな化学反応を生んだのか。このイベントをきっかけに生まれたものが今後の社会にどんな貢献をしていくのか、期待は高まるばかりだ。


MEET YOUR ART:https://www.youtube.com/MEETYOURART
MEET YOUR ART FESTIVAL2022’New Soil’ :https://avex.jp/meetyourart/newsoil/

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エイベックス代表インタビュー:MEET YOUR ART FESTIVAL 2022「New Soil」は、日本のアート界の福音となるか 代表・加藤信介がこのフェスに込めた思い

text by Ayano Yoshida|photographs by Kayo Igarashi|edit by Yasumasa Akashi

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