暑中見舞いの習慣は、そもそもお盆の時期にお供物を贈りあったり、暑い盛りに大切な人を訪問したりする習わしが簡略化されて、手紙やはがきで行われるようになったもの。
「暑中」とは“夏の暑い時期”という意味で、7月6日頃から立秋(8月7日頃)の前までの時期を指します。そのため、暑中見舞いのはがきも、おおむね梅雨明け後から立秋までの間に出すものとされています。
今から70年ほど前に初めて発売された暑中見舞用郵便葉書は、1986(昭和61)年から年賀はがきと同じくじ(懸賞)がついた「かもめ〜る(夏のおたより郵便葉書)」として長い間親しまれていましたが、2020年に発行を終了。2021年からは新しい夏の挨拶状として、「絵入りはがき」(くじなし)の発売が開始されました。
連載:今日は何の日?