レトルト食品も開発へ
故郷のハンブルクからニューヨークへと移り、ニューヨーク大学の大学院で工学を専攻。校舎の地下にある小さな屋内農場で、試作品を完成させた。
その後、共同創業者となる2人と共に、同大の10週間にわたるアクセラレータープログラム「NYUサマーローンチパッド」に参加。この技術を持続可能な商品に変える方法と、事業モデルの確立に取り組んだ。3人は2018年に会社を設立し、ブルックリンで施設を立ち上げた。
売り上げの大半は、ネット販売によるもの。新型コロナウイルスの流行により、ジュースバーへの商品提供は中断されたが、今は再び増加に転じている。
年内には、ニューヨークとロサンゼルスで新施設を立ち上げる計画だ。今後5年で商品ラインを拡大し、かんで食べるタイプの商品やレトルト食品を投入することを目指している。
同社は主にエンジェル投資家やシンジケート(協調融資団)から約100万ドル(約1億3000万円)の資金を調達。先日実施したクラウドファンディングでは、さらに20万ドル(約2600万円)余りを調達した。