キャリア・教育

2022.05.04 18:00

さまざまなオーディエンスを引き付ける情報発信のコツ5つ


4.他の人の話を聞く

オーディエンスと意思疎通が図れる機会を設けよう。コミュニケーションは、双方向のやりとりであり、情報の交換だ。自分が発言する量と同じか、それ以上に、相手の話に耳を傾けよう。

質疑応答ができるQ&Aセクションを設けるのも、ひとつの手だ。ソーシャルメディアにコメントが書き込まれたら、返事をしよう。人は、話を聞いてもらえたと感じると、大事にされていると実感できる。

オーディエンスを大事にしていることが伝われば、オーディエンスもこちらを気にかけ、メッセージに耳を傾けようとしてくれるだろう。

5.率直さを心がけ、ときには弱さを見せる

大事なメッセージを伝えるときは、思い切って個人的なエピソードを盛り込んでみよう。自分にも知らないことがある、と正直に認めることを怖がってはならない。

謙虚さは、称賛されるべき優れた姿勢であり、リーダーの資質でもある。

人はみな、異なる経験を積んできている一方で、共通する経験もある。自分をさらけ出した分だけ、共通点も見つけやすくなる。そうした共通点がきっかけとなって、相違点ばかりに目を向けたくなることが減り、他人とのつながりが促されるのだ。

多種多様な人で構成されたオーディエンスに話を聞いてもらうのは容易ではない。けれども、より効果的で説得力のあるコミュニケーションが可能になる方法がある。

まずは、オーディエンスを知ろう。彼らが慣れ親しんでいるコミュニケーション手段を使って、こちらの思いを伝えよう。公正さを心がけ、オーディエンスの話に耳を傾け、自分のことについては率直に語ろう。

翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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