キャリア・教育

2022.04.17 10:00

合わない社風の企業を避けるため、面接でするべき2つの質問

Photo by 10'000 Hours / Getty Images

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言うまでもないことだが、社風が合わない会社で働くのはやめたほうがいい。たとえ報酬が高くても、遅かれ早かれ、会社の決定や業務、やりとりや姿勢に心をすり減らすことになる。つまり重要なのは、企業のカルチャーがあなたに合うかどうかについて、採用される前に評価することだ。

残念ながら、企業サイトのキャリアページに踊る美辞麗句は、ほとんど役に立たない。たいていは、「キャリアアップを実現」「人を大切にする会社」「協働と信頼の社風」といった空疎な決まり文句があふれているだけだ。本当のことであればどれもすばらしいが、それらは、日常業務のなかでの実際のカルチャーを表しているのだろうか?

筆者が創業したコンサルティング企業、リーダーシップIQが実施した「あなたのいる組織の文化はどんなものですか」と題したテストへの数十万件にのぼる回答に基づいて、企業文化は大きく以下の4種類に分けられることが明らかになった。

・ソーシャルな文化:このタイプの企業は、一般にリラックスしてカジュアルであり、プロフェッショナルな関係と友人関係の境界線はあいまいだ。

・信頼できる文化:このタイプの企業は、プロセスを非常に重視し、日常業務の予測可能性が高い。

・進取の気性に富む文化:このタイプの企業は能力主義であり、創造性や知性に価値が置かれる。社内は競争的だが、友好的な競争である場合もある。

・階層制的な文化:このタイプの企業は、従来型のヒエラルキー(ピラミッド的な階層構造)をもつ。人々は権力を尊重し、権力を求めて競い合う。

それぞれのカルチャーの人気には差があるが(例えば、進取の気性に富む文化は、階層制的な文化よりも好まれる)、いずれも一定のファン層を抱えている。理想をいえば、応募する会社の誰かにテストを受けてもらい、回答を見せてもらうのがベストだ。ただし、この方法は現実的とはいえないので、ちょっとした工夫が必要となる。

4つの企業文化における主な違いの軸は2つある。文化が協働的か競争的か、という軸と、綿密な計画と、型にはまらない思考のどちらがより好まれるかという軸だ。この2つの側面について、おおまかに特徴をつかむには、面接で2つの質問をするだけでいい。
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翻訳=的場知之/ガリレオ

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