キャリア・教育

2022.04.17 10:00

合わない社風の企業を避けるため、面接でするべき2つの質問


最初の質問は、このようなものだ。「この会社でいちばん成功するのは、目立っていて、多少競争的なところのある人ですか? それとも、協調性が高く、まわりと一緒に仕事をする人ですか?」

質問の本質は、企業が求めているのがズバ抜けた個性なのか、それとも協働的なチームプレーヤーなのかを見極めることなので、そこを外さない程度に、言い回しは変えてかまわない。あなたがチームと一緒に仕事をしたいのか、個人としての成果を極めたいのかにかかわらず、この質問によって、手っ取り早く企業の実態がつかめるはずだ。

続いて2つめの質問だ。「型破りな思考と綿密な計画、どちらが御社のコアバリューに近いですか?」

こちらも、言い回しが同じである必要はない。その会社がプロセス重視なのか、自由奔放なイノベーションに価値を置いているのかがわかればいいのだ。

質問するまでもなく、すでに企業文化を肌で感じ取っていることもある。2つの質問のどちらについても、聞くことをためらう気持ちがあるとしたら、それは、あなたがすでに答えを知っているサインかもしれない。例えば、「目立つ人の評価」について聞くことに気が引けるとしたら、それは、この言い方が不躾になるという印象をすでに持っているからとも考えられる。

あなたの最終的な目標は2つある。あなた自身が望ましいと思う企業文化がどのタイプなのかを理解することと、あなたの職場になるかもしれない企業の実態を把握することだ。

企業サイトのキャリアページに多少の手がかりが見つかることは、あったとしてもレアケースだ。たいていは、自分で評価する必要があるだろう。

翻訳=的場知之/ガリレオ

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