4. キャリアが中断した経緯を説明する
カバーレターや面接などで、キャリアの中断について雇用主にどのように説明するかを考えることが重要だ。説明する際は、自信を持って述べること。次のような例がある。
・病気の家族の介護をしていました
・家で小さな子どもの世話をしていました
・キャリアを転換できるよう、実践的な経験やスキルを得るためキャリアを中断しました
どのような理由であれ、正直で簡潔な説明を心掛けること。その後、過去の達成事項や職歴に話題を移そう。
5. パーソナルブランドを更新する
何をしたいかについて明確な考えが持てたら、今度は履歴書とソーシャルメディアのプロフィールを更新すべきだ。リンクトインは、プロフィールの職歴欄に「キャリアブレイク」を追加する機能を導入した。
このセクションではキャリアが中断した理由を13項目から設定できる。雇用主の半分以上は、キャリアが中断した理由を説明している候補者にコンタクトする可能性が高いと答えている。
また、仕事から離れていた時間についても考える時間を取ろう。ボランティアをしたり新たなスキルを習得したり、サイドハッスル(副業)に取り組んだりしただろうか? 注目に値する達成事項は全て記録し、それを履歴書やリンクトインのプロフィールに追加するのを忘れないこと。
6. 事前に準備する
応募先の企業を全て調査し、そのビジョンや価値観が自分のものと一致しているかどうかを確認しよう。また、従業員と話したりグラスドアなどのサイトを活用したりして、企業文化の感覚をつかもう。その後は面接に向けて練習する。
面接が予定になくても、友人やメンター、コーチと模擬面接をすることができる。事前の準備に投資すればするほど、人材を必要としている管理職と会ったときにより自信が持てるはずだ。
仕事から離れていたのが数カ月でも数年でも、キャリアの再開を考えるとひるんでしまうかもしれない。しかし、慎重に計画を立ててポジティブな考え方を維持すれば、これまで夢見たことさえなかった機会がもたらされるかもしれない。