どうしようもない問題に直面したときにすべき3つのこと

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苦境をチャンスへと好転させる力には、大きな価値がある。そのような能力を持つ人は、企業の製品や人材、企業の評判に悪影響を及ぼす問題にうまく対処できる。

しかし目の前の状況が悪すぎて、どうやっても挽回できない場合もある。以下に、真の問題が起きたときにとるべき3つのステップを紹介する。

1. 現実的になる


「何かがおかしく、自分の力ではどうにもできない」と認めよう。もちろん、状況を好転させられる自信があれば、試みるべきだ。しかし、世の中は改善が可能なことばかりではない。あまりにも悪く、回復不可能な状況もある。

自己認識を高めること。解決できない状況を無理に変えようとしても、誰のためにもならない。

いまの状況が悪くとも、何とかなる。人生は成功ばかりではない。困難を切り抜けていくのが人生だ。

2. 素早く真摯に対応する


問題を受け入れたら、周囲の人々と迅速かつ真摯にコミュニケーションを取ること。上司や上層部には隠し立てをしない。ソーシャルメディアへの投稿や対外の情報発信は正直にすること。問題を隠蔽しようという姿勢は、事態を複雑化し、より悪い状況につながる。

責任をしっかりとることで、リーダーシップを示すこと。コミュニケーションの方法によって、自分や組織の評判は左右される。

3. 学ぶ姿勢を取る


悪い状況に陥ったとしても、それはあなたの成功度の指標とはならない。成功やキャリアアップの能力は、あなたの学ぶ力にかかっている。成功するためには、学びに対する前向きで積極的な姿勢が必要だ。

問題が発生した経緯を振り返り、状況の悪化を防げたか、問題をめぐるコミュニケーションに改善の余地はなかったかを検討しよう。

成功できれば気分は良いが、最も大きな学びが得られるのは失敗からだ。自己改善のチャンスを逃してはいけない。

目の前の問題をポジティブなものに変えるのが難しい時もある。問題に行き当たった時は、現実的になり、素早く真摯に対応し、経験から学ぶ姿勢が重要だ。

編集=遠藤宗生

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