だから、8年ぶりの大胆なフルモデルチェンジをした新型ノア・ヴォクシーが登場したと聞いたは、半分アクビしながら、一応それらの走りと確認しようと思った。そうしたら今まで半分無視してきたミニバンに対する概念が思い切り覆された。今回、どれだけ進化したかという話より、ぜ〜んぶ進化したといった方が正しいようだ。個性がさらに増した外観、シートアレンジと安全性の進化、サイドドアとリアドアの信じられないほどのアップグレードが際立つ。
VOXY HIBRID S-Z 7人乗り。2WDとE-Fourの2種、ガソリン車とハイブリッド車がある
NOHA HYBRID シリーズによってグリルのデザインが若干異なる。2WDとE-Fourの2種、ガソリン車とハイブリッド車がある。
さあ、まず目が止まる顔の部分だ。そのサイズだけど、とにかくグリルは大きい。グリルだけを見ると、クルマ自体がすごく大きくなった感じがする。でも、実は数十ミリしか変わっていない。デザインの話をする前に、全幅が1730mmに増えたと聞くと、ああ、5ナンバーだったノア・ヴォクシーが3ナンバーになったんだなとわかる。
パッと見た印象は、まるでジンベイザメとトランスフォーマーが統合したようだ。イギリスの同僚に見せたら、「あ、まるでフーバーの掃除機みたいだ。ダストを吸い込む部分に似ている」と表現した。このグリルがルームミラーに映ったら、どきたくなるだろうね。このグリルなら好きな人はたまらないだろう。
今回、もともとアイデンティティがはっきりしていた2台が、より個性的な外観を求めて、どっちも存在感を増し、押しの強い顔つきになっている。ノアは通常と3本のメッキバー付きエアロ仕様の2タイプに、ヴォクシーはよりさっぱりした激しいメッシュグリルに生まれ変わっている。どちらも3つのLEDヘッドライトと組み合わさっている。グリルは拡大したものの、大まかなプロポーションは旧型とほとんど変わらない。Cピラーは多少スタイリッシュになったけど、キープコンセプトだ。
しかし、今回のノア・ヴォクシーの室内や特徴は、目が点になるほどガラッと進化した。