ビジネス

2022.01.28

NFTゲームで急成長の香港企業「アニモカ」、評価額6000億円突破

アニモカの共同創業者で会長のヤット・シウ(Getty Images)


セコイアやソフトバンクらも支援


しかし、その後は事業が好転し、アニモカは、昨年5月の資金調達ラウンドで10億ドルの評価を受けた後、10月にセコイア・キャピタルやユービーアイソフトなどの投資家から6500万ドルを調達し、その際に22億ドルと評価されていた。

11月にソフトバンクのビジョンファンド2は、アニモカのThe Sandbox に対する9300万ドルの調達を主導した。アニモカはまた、取引所のバイナンスとの提携により、2億ドル規模のブロックチェーンゲームのインキュベーターおよびアクセラレータープログラムを設立した。

しかし、ブロックチェーンゲーム分野で注目を集めるのは、アニモカだけではない。競合のMythical Gamesは6月に7500万ドルを調達し、その3カ月後にはSorareがブロックチェーンベースのファンタジーサッカーゲームで6億8000万ドルを調達していた。

さらに、Sky Mavisとダッパーラボは2021年の年末にそれぞれ1億5200万ドルと2億5000万ドルを調達したが、アニモカはこの2社の株式を保有している。

シウは競争の高まりを警戒しておらず、むしろ歓迎している。「Web 3の世界ではネットワーク効果がシェアされている」と、彼は11月のフォーブスの取材に述べていた。

編集=上田裕資

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