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ケーブルテレビの大ヒットドラマ「Yellowstone」(Getty Images)

ドイツ銀行のアナリストは、メディア・エンターテインメント大手の「バイアコムCBS」の株式を2022年の最有力銘柄に選んだ。同社の株は、競合よりもはるかに低いバリエーションで取引されているが、膨大なコンテンツ・ライブラリーによって、次の巨大ストリーミング企業になれると予測されている。

ドイツ銀行は先日、バイアコムCBSを「買い」に格上げし、目標株価を43ドルに引き上げた。これは、1月10日の株価の約35ドルから約23%のアップサイドを意味する。

ドイツ銀行は、コンテンツに年間数十億ドルを投じ、ストリーミングで大きな成功を収めているバイアコムCBSが、ネットフリックスやディズニーなどの競合と比べて、大幅に過小評価されていると指摘した。

バイアコムのバリエーションは、既存のストリーミング大手を大きく下回るが、年間のコンテンツ予算は、競合他社と同じレベルを射程に入れているとアナリストは述べている。

メディアコングロマリットであるバイアコムは、CBSのテレビ番組や、コメディ・セントラル、ショータイム、パラマウントネットワーク、Pluto TVなど、多数の魅力的コンテンツを抱えている。

ドイツ銀行はまた、バイアコムCBSが昨年立ち上げたストリーミングサービスの「Paramount+」が、ケーブルテレビの大ヒットドラマ「Yellowstone」などの有力コンテンツを提供している点を評価している。

バイアコムCBSの株価は、ドイツ銀行の予測にも関わらず10日に1.3%下落した。同社の株価は昨年20%以上下落した後、2022年に入ってからは8%以上の上昇となっている。

「誰もがストリーミングで成功するわけではないが、バイアコムのスポーツ関連を含むコンテンツポートフォリオを考えると、同社の配信事業は成功する見込みがある」と、ドイツ銀行のアナリストは述べている。

バイアコムCBSのストリーミングプラットフォームのParamount+とショータイムは、全世界で4700万人の加入者を抱えている。これに対し、ネットフリックスは約2億1400万人、Disney+は約1億1800万人、ワーナーメディアのHBO Maxは約6900万人の加入者を抱えている。

アリエル・インベストメンツの創業者で会長のジョン・W・ロジャースも、バイアコムCBSに強気で、先月のフォーブスのインタビューで2022年のトップピックの一つに挙げていた。ロジャーズは、バイアコムが競合他社よりもはるかに「幅広いコンテンツ」を持っていることに加え、ストリーミングへの大規模な投資を続けている点に魅力を感じると述べていた。

編集=上田裕資

ドイツ銀行

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