ビジネス

2022.01.05

ソフトバンク出資のインド企業GlobalBees、創業9カ月でユニコーン化

ソフトウェア企業ウィプロ(Wipro)CEO兼会長のアジム・プレムジ(Photo by Aniruddha Chowdhury/Mint via Getty Images)

インドのニューデリーに拠点を置く“ロールアップ型”のEコマース企業「グローバルビーズ(GlobalBees)」が、創業からわずか9カ月でユニコーンの地位を獲得した。同社はプレムジ・インベストが主導したシリーズBラウンドで1億1000万ドルを調達し、評価額は11億ドルとされた。

プレムジ・インベストは、バンガロール本拠のソフトウェア企業ウィプロ(Wipro)のCEO兼会長のアジム・プレムジが設立した投資会社で、今回のラウンドには既存出資元のソフトバンクやロンドンのSteadview Capital、プネに拠点を置くベビー用品のEコマースサイトFirstCryも参加した。

昨年4月に設立されたグローバルビーズは、インド国内外のD2Cブランドに投資を行い成長を加速させるロールアップ型(アグリゲーターとも呼ばれる)のEコマース企業で、栄養補助食品メーカーのHealthyHeyやアイウェアブランドのIntellilensなどに投資している。

インドではここ最近、数多くのユニコーン企業が誕生しており、フォーブス・インディアによると2021年の最初の8カ月間で新たに26社のユニコーンが生まれていた。

インド政府が支援するIndia Brand Equity Foundationによると、インドのEコマース市場は、2020年の462億ドルから2025年には1114億ドルに成長する見通しで、2030年には3500億ドル(約40兆円)に達すると予測されている。

編集=上田裕資

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