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「グランド・セフト・オート」や「NBA 2K」などで知られるゲーム会社のテイクツー・インタラクティブは1月10日、モバイルゲーム会社のジンガを127億ドル(約1兆4600億円)で買収することを発表した。これは、ゲーム業界における最大級の買収案件と言える。

テイクツーは、ジンガの全発行済株式を1株あたり9.86ドルで現金と株式で取得すると発表したが、これは先週金曜日のジンガの終値に60%以上のプレミアムを上乗せした金額だ。

このニュースを受けて、ジンガの株価は40%急騰したが、テイクツーの株価は14%近く下落した。

「Farmville」や「CSR Racing」などの人気モバイルゲームで知られるジンガの株価は、2021年に35%下落していた。

テイクツーが、127億ドルもの金額を支払ってジンガを買収するのは、同社が急成長を遂げているモバイルゲーム分野で地位を高めるための論理的な動きと言える。

ジンガの共同創業者のマーク・ピンカスの保有資産は、このニュースを受けて1億5千万ドル以上も上昇した。フォーブスは、ピンカスの資産が約15億ドルに達したと試算している。

ジンガの共同創業者のマーク・ピンカス
ジンガの共同創業者のマーク・ピンカス(2017年撮影、Getty Images)

この買収は、規制当局や株主の承認を受けて2022年6月30日までに完了する予定とされる。

今回の買収で、2つの大手ゲーム企業が統合されることになる。この取引は、マイクロソフトが75億ドルを投じたベセスダ・ソフトワークスの親会社ZeniMax Mediaの買収や、エレクトロニック・アーツが21億ドルを投じたGlu Mobileの買収など、この1年間でゲーム業界で行われた複数の取引の中でも最新のものだ。

プレスリリースによると、合併後の新会社は最大級のゲーム会社となり、売上高は61億ドル、営業キャッシュフローは8億ドル近くになると予想されている。また、ジンガは今後、テイクツーの人気のコンソールゲームのモバイル展開を支援していくという。

テイクツーのCEOのストラウス・ゼルニックは声明の中で、「この戦略的な統合により、当社の最高クラスのコンソールおよびPC向けフランチャイズと、ジンガの多様なモバイル・パブリッシング・プラットフォームが融合する」と述べている。ゼルニックは、合併後の新会社のトップを務めるという。

編集=上田裕資

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