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2022.01.08 13:00

支出も「きついところ」から。年始に見直す健全家計のコツ

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やらなくてはいけないことがあるのに、怖くて先延ばしにしてしまう。それでいて、そのことが一日じゅう(あるいは一週間ずっと)頭から離れない──。そんな経験は誰しもおありだろう。

マーク・トウェインはこう言っている。「朝いちばんに、生きたカエルを食べる。そうすれば、その日一日、それよりひどいことは起こるまい」

ちょっと待って。それってどういうこと?

文字どおりにはとらないでいい。「朝いちに、生きたカエルを食べる」というのは、「まず最初に、きついことを片づける」という意味だ。

支出もまず「きついこと」から


これはToDoリストに限った話ではない。同じことは家計についても言える。

ペイチェックを得たら、誰でもお金を使いたくてうずうずしてくるものだ。「ハッピーアワーの一杯目はおごるよ」「買い物に行こう」などとつい口走ってしまうわけだ。

ハッピーアワーや買い物ざんまいは筆者も大好きだけれど、余分なものにいきなりお金を使ってしまうと、たぶん、その月の支払いのために貯金に手をつけることになるだろう。

なので、ペイチェックが入ったときも、まず「カエルを食べる」ようにしよう。毎月の給与の7割ぐらいは、住宅ローンや家賃、水道・光熱費、保険料金、食費といった、生活のために不可欠な支出に充てるということだ。

請求書の支払いという「きついこと」をまず済ませ、その後で必需品以外の買い物や、外食、娯楽などにお金を使うようにする。こうすれば、生活に必要なものの支払いが滞ることはないだろうし、保険料などの支払いのために貯蓄を取り崩す必要もなくなるはずだ。

編集=江戸伸禎

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