ノルウェーとアイスランドの風景
アイスランドとノルウェーの風景はどちらも、氷河により数十万年かけて作られたものだ。アイスランドで最も有名なのはおそらく、火山活動だろう。噴火口や黒い砂浜、広大な溶岩原や天然温泉など、人気スポットの多くが火山活動により生み出されたものだ。
ノルウェーでは、氷河期に氷河によって数百のフィヨルドが形成された。穏やかな海や、漁業資源や土の豊かさにより、フィヨルドは人々の安住の地となった。
どちらの国でも、息をのむような景色が楽しめる。火山が作り出した異世界のような風景を楽しみたい場合はアイスランド、山やフィヨルドを楽しみたい場合はノルウェーを考えよう。
オーロラ
どちらの国も、訪問時期を選びさえすればオーロラ観賞に絶好の場所だ。
冬の嵐に巻き込まれると、オーロラが見られる可能性はまずなくなる。どちらの国でも、9~10月と2~3月がオーロラ観賞に最適と考えられている。
ただ、アイスランドは国内全域で観測できるが、ノルウェーはそうではない。アイスランドと同じ確率で見られるのは、ノルウェー北部だ。オーロラを絶対に見たいなら、アイスランドを優先すべきかもしれない。
車の旅
両国とも、車で探索しやすい。アイスランドでのドライブルートとしては、ゴールデンサークル、ダイヤモンドサークル、リングロードがあり、所要時間は1日から2週間まで幅広い。
ノルウェーでは、フィヨルド地域だけでも無数のルートがあり、全土になると選択肢はさらに広がる。ノルウェーで自動車の旅を計画する場合はまず、政府公認のルート18本を検討しよう。ヘルゲランド海岸などのルートは近年、開発に多額が投資されており、思い出に残るロードトリップを楽しめるだろう。