インフルエンザは米国で既に流行を始めているが、感染者数が最も多くなるのは12月から2月の間である場合が多い。
インフルエンザのワクチンは現在、米国で広く提供されている。2歳以下の子どもや65歳以上の人、免疫欠陥を持つ人、心臓病や肥満、ぜんそく、糖尿病など他の複数の疾患を抱える人は、インフルエンザに感染すると重症になる危険性がより高い。
ジョンズ・ホプキンズ大学医学部のエアロン・ミルストーン教授(小児科学)は「新型コロナウイルス感染症と同様、インフルエンザに感染すると一部の人は重症になる場合があり、入院や、さらには死に至ることさえあるかもしれない」と述べ、次のように補足した。
「これを防ぐには、生後6カ月以上の人はできる限り早くインフルエンザの予防接種を受けることが非常に重要だ。全てのワクチンと同様、完全にウイルスを予防できるわけではないが、病気の重症度を大幅に下げることができる。そのため私たちは、新型コロナウイルス感染症の予防接種を受ける資格がある人は全員接種することを強く推奨している」
時間はないが、冬になる前に自分自身や子どもたちをインフルエンザと新型コロナウイルス感染症の両方から守りたいと思っている人の場合、ワクチンを同時に接種しても安全だということをCDCが確認している。