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Forbes JAPAN Web編集部

イギリス発祥のカフェブランド「コスタコーヒー」が上陸して約1年半。世界41カ国に3800店以上を展開する同ブランドが、激戦の日本のコーヒー市場でも存在感を強めている。

2019年に米コカ・コーラが買収し、2021年4月には日本でペットボトル入りコーヒーを発売。発売直後から想定以上の人気で品薄状態となり、一時は出荷停止にもなった。さらに、飲食店など600拠点以上に卓上マシンやエクスプレス(無人カフェマシン)を設置。2021年7月には原宿に初の直営店もオープンした。

なぜこれほどまでに急拡大しているのか。日本コカ・コーラのチョータイ・アンキット(コスタ ディビジョン シニアマネジャー)に聞いた。

コロナ禍で繁華する3兆円市場


「日本には、約3兆円という世界で2番目に大きいコーヒー市場があります。『世界で最も愛されるコーヒーブランドになる』をビジョンに掲げ、グローバルで展開するコスタコーヒーにとって、進出の優先順位が高いマーケットでした」(アンキット)

国内コーヒー市場を詳しく見ると、缶・ペットボトル・チルドなどのRTD(容器入りコーヒー)は約1兆円、コーヒー豆・インスタント・カップ式自販機・飲食店で展開するマシンなどのNRTD(手淹れコーヒー)は約2兆円の規模がある(日本コカ・コーラ調べ)。それぞれユーザー数は、RTDが約6000万人、NRTDが約4300万人。両方を常飲する人は約2400万人となっている。

アンキットによると、コロナ禍で消費者のインサイトが変化し、コーヒーに求めるニーズが多様化している。外出機会の減少や在宅勤務の影響で、手軽に飲める容器入りコーヒーと、じっくり味わえる手淹れコーヒーを使い分ける人が増えたのだ。

コスタコーヒーは、こうした多様なニーズに対して新しい価値を提供している。RTDとNRTDの両方を展開するトータルコーヒーブランドを目指しているので、家庭や外出先など様々な飲用目的やシーンを捉えた展開ができるのだ。

文=田中友梨

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