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2021.10.04 07:00

アマゾンが採用する「行動面接」は主流になるか? 仮想質問で模擬対策

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具体的な質問例


行動面接における質問は「(このリーダーシップ原則を実践した)実例を挙げてください」という形式が一般的だ。もちろん、直接的な表現で尋ねられるとは限らないが、LPを予習したうえで面接官の言葉をよく聞けば、LPのどの項目について審査されているのか判断がつくはずだ。例を挙げよう。
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質問:「顧客の期待を上まわる働きをした経験を話してください」

(明らかに「顧客中心主義」を審査する質問だ)

質問:「問題の解決を迫られて新たな方法もしくは改善策を見つけ出した経験を教えてください。できれば、同僚が気づかなかった解決策について」
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(「創意工夫と簡略化」の能力を査定している)

質問:「ある問題が起き、まわりのみんなはその原因は明らかだと考えているとき、あなたはそこで立ちどまらずにデータ収集と分析を進め、結局は別の問題だったと突き止めた経験を聞かせてください」

(「深く掘り下げること」や「当事者意識」「行動力」を審査していると考えられる)

なぜ行動面接は効果的か?


あなたは、「作り話でごまかせるのでは?」と思うかもしれない。確かにそういう場合もないわけではない。しかし、14項目のリーダーシップ原則を審査する5名から8名の面接官の質問に答えるのだから、優秀な志望者が際立つ一方、準備の足りない(あるいは行動面でアマゾンの社風に合わない)志望者は見劣りするのが普通だ。訓練を受けた経験豊かな面接官集団の目は容易にごまかせるものではない。

当然ながら、そうしたやり方に反発を覚える人もいるだろう。そういうときは面接を途中で辞退すればいい。それでなんの問題もない。採用の選考過程は双方向的であるべきだ。志望者と企業の相性が合えば、両者の関係は末永くうまくいくのだから。

(この記事は、アマゾン主要メンバーへインタビューしたポッドキャストの紹介サイト「inventlikeanowner.com」から転載したものです)

翻訳・編集=小林さゆり/S.K.Y.パブリッシング/石井節子

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