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新型コロナウイルスのパンデミックにより、リーダーシップにとって重要なポイントが明らかになった。良いときも悪いときも、組織を導いていける能力を備えたマネージャーの採用と育成が、企業にとって不可欠となったのだ。

そのためには、従来のようなマネジメント開発戦略のさらに「先」を見据え、組織の成功に不可欠なスキルを育成する必要がある。そうしたスキルのひとつが、リーダーシップに欠かせない共感力だ。共感力はおそらく、現代の職場で必要とされる唯一最大の管理スキルと言えるだろう。

共感力を備えたリーダーシップとはつまり、他者のニーズを理解し、他者の気持ちを察することができる能力を持っていることを意味する。残念ながら、このソフトスキルは長らく不要だと考えられてきた。しかしこれまでの研究で、職場で他者の気持ちに寄り添った行動をとることは、職務遂行にプラスの影響を与えることが明らかになっている。

38カ国のマネージャー6731人のデータを分析したある興味深い研究では、直属の部下に対して思いやりあふれる態度で接しているマネージャーのほうが、その上司から、優れた実績をあげているとみなされていることがわかった。部下から「共感力がある」と評価されたリーダーも、その上司から、優れた実績をあげているという評価を受けていた。

では、人の上に立つ人間は、どうすれば職場に共感力を育めるのだろうか。これから紹介するテクニックは、企業が意欲的なゴールを達成し、刻々と変化する経済情勢にうまく適応していくうえで役に立つだろう。

テクノロジーを活用する


テキストメッセージやメールの書き言葉は、書いた人にそのつもりがなくても、腹を立てているとか、傲慢に感じられるとかの誤った印象を与えてしまいがちだ。そうした誤解を何とか避けようと取り組む企業がある。米ワシントン州ベルビューを拠点とするスタートアップ「エムパシック(Mpathic)」は、「共感力のある人工知能(AI)」を使って問題解決にあたっている。

同社が開発したプラグインは、クラウド上の「empathy-as-a-service(Eaas:サービスとしての共感)」と接続して、リアルタイムのテキスト修正を行い、人間同士の会話を支援する。このプラグインを使えば、テキストやメールの文面を確認できるうえに、「送信」ボタンを押す前に、修正すべき点を提案してもらえるのだ。

いずれは、この機能をSlackやGmailなどのプラットフォームに組み込んで、企業における意思疎通をより共感に溢れたものにしたいというのがエムパシックの願いだ。

翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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