1. 「仕事時間終了」のルーティンを作る
朝の始業までの流れはより明確だ。朝食や子どもの学校への見送り、新聞を読むことなど仕事の前に決まって行う活動があり、こうした作業が終わったら仕事モードに入ることが分かっている。
しかし、1日の終わりの移行のプロセスは(特に在宅勤務の場合)朝よりはるかに不明瞭だ。これを変えるべく、勤務日の終わりのルーティンを作ろう。ブラウザーのタブを閉じ、コーヒーカップを洗って翌日使えるようにしてデスクを片付けるなど、仕事を終えたことを実感できることをしよう。このルーティンが仕事から離れるサインとなり、仕事を終えるプロセスを少し楽にしてくれる。
2. 仕事から完全に離れる
ストレスの水準を管理し緩和するためには、仕事から完全に離れることができなければならない。勤務時間をきっちり決め、それを断固として守ること。働いていないときには携帯電話の通知をオフにし、通知音が鳴るたびに確認したい衝動に駆られないようにしよう。
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3. 作業場所に植物を取り入れる
植物や自然がストレスの緩和に非常に効果的であることは、複数の研究により示されている。植物を数分間見るだけでストレスと不安のレベルが下がるため、植物をいくつか作業場所に持ち込もう。1日のうち、ストレスが上がり始めたらいつでも見ることができるよう、机の上に置いておくこと。
植物の栽培が得意でなくても大丈夫だ。作り物や、さらには植物の写真でさえストレス緩和効果がある。犬や猫に有害な植物は多いので、ペットを飼っている人にとっては作り物の植物が素晴らしい代替策となる。
4. 体を動かす
1日を通し、少し体を動かそう。ゆっくりウオーキングしてリラックスすることから負荷の高い運動まで、どのような動きもストレス緩和に効果的だ。在宅勤務の場合、始業前に近所をさっと散歩したり、午後に集中力が下がらないよう昼食後に散歩をしたりできる。
オフィスで働いている場合は、エレベーターではなく階段を使ったり、休憩室まで遠回りしたりしよう。付近に公園がある場合は昼食休憩の時間に立ち寄って運動し、新鮮な空気を吸うこと。