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Mario Tama/Getty Images

新型コロナウイルスに感染した場合、子どもたちは成人に比べ、いわゆる「後遺症」に悩まされる可能性が低いと考えられるという。感染力が強まった変異株の「デルタ株」が両親や祖父母の世代にとっての危険性を高める中、子どもたちにとっては、比較的良いニュースがもたらされたといえそうだ。

英医学誌ランセットに先ごろ発表された研究結果によると、新型コロナウイルスに感染、発症した5〜17歳の子ども1734人を対象に調査したところ、症状が続いた期間は平均6日間だった。

症状が4週間以上にわたって継続した子どもの割合は、4.4%。症状が56日以上続いた子どもは、1.8%だったという。

後遺症が確認された子どもは、5〜11歳より12〜17歳の方がわずかに多く、割合はそれぞれ、3.1%、5.1%だった。また、最初の4週間は6種類の症状があった子どもが最も多く、それ以降の週で最も多かったのは、2種類の症状がある患者だった。

研究チームはまた、新型コロナに感染した場合と、より一般的な感染症(インフルエンザや風邪など)に感染した場合を比較した。その結果、新型コロナウイルスへの感染によって症状が続く期間は、およそ2倍(6日)にとどまっていたという。より一般的な感染症によって症状が長く続く場合、その症状の種類は、平均5つとなっている。

新型コロナウイルスに感染しても、子どもの場合は発症したり、死亡したりする可能性が成人に比べて低いとする研究結果は、これまでにも示されてきた。ただ、子どもたちが感染した場合の問題は、よりリスクの高い大人たちの間に感染を広げる可能性があることだ。

新型コロナウイルス感染症の後遺症については、まだ明らかになっていないことが多い。だが、成人が感染した場合、後遺症に悩むことになる患者の割合は、10~30%との研究結果が発表されている。

編集=木内涼子

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