Photo by Matt Stroshane/Walt Disney World Resort via Getty Images

米国ではワクチンの接種が進んでいることを受けて、マスクの着用ルールを緩和する動きが進んでいる。これを受けて、フロリダ州のウォルト・ディズニー・ワールドは、屋外での写真撮影時にマスクを外すことが許可される。ただし、屋外や屋内を問わず、ほとんどの場合は今後もマスクの着用が必要となる。

ディズニー・リゾートは4月6日、ウォルト・ディズニー・ワールドのゲストは8日から屋外での写真撮影の際に一時的にマスクを外すことが許可されるが、その際には他の人から離れて静止していなければならないとアナウンスした。

ウォルト・ディズニー・ワールドはすでに、飲食中は他の人から離れて静止していることを条件に、マスクを外すことを認めているが、2月にはこのポリシーを厳格化し、「食事をする場所で立っているときや、待っているとき、座っているとき」にはマスクの着用を義務付けていた。

同テーマパークでは、2歳以上のゲストにはマスクの着用が義務付けられており、ネックゲーターやバンダナ、バルブ付きのマスクなどは着用が禁止されている。フロリダ州には州全体のマスクの着用規定が存在しないが、ウォルト・ディズニー・ワールドがあるオレンジ郡とオセオラ郡では、マスクの着用命令が出されている。

カリフォルニア州のディズニーランド・リゾートは、1年間の閉鎖を経て4月30日に再オープンが予定されている。同テーマパークのガイドラインでは、屋外で写真を撮る際にもマスクの着用が求められているが、その他のルールはフロリダ州のものと同様だ。

ウォルト・ディズニー・ワールドは、フロリダ州で感染者が急増する中で、7月にパークを再開したため、批判の的になっている。地元メディアは、マスクを着用していないゲストが原因で混乱が発生し、複数の逮捕者が出たと報じたが、これまでに大きなクラスターの発生にはつながっていない。

ディズニーのマスクポリシーの変更は、ワクチンの接種が進み、感染者数が一時的に減少し、各地で着用義務が廃止されたことを受けてのものだ。しかし、感染者数は現在、全国的に増加傾向にあり、着用義務を廃止した州の決定は、公衆衛生当局やバイデン大統領のような指導者から批判されている。大統領は、マスクの着用義務を廃止した州の決定を 「ネアンデルタール人の思考」と断じていた。

フロリダ州は、感染力が強く致死性の高い英国由来の変異株「B.1.1.7」の記録数が最も多く、CDC(米国疾病管理予防センター)は州内で3191症例を記録している。ニューヨーク・タイムズ(NYT)がまとめたデータによると、フロリダ州は人口あたりの新規感染者数が全米で13位の州となっており、州内での感染者数は増加傾向にある。

編集=上田裕資

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