2014年にオランダ中央銀行のデ・ヴリースが立ち上げたビットコインのエネルギー消費量を追跡するサイト「Digiconomist」の試算では、ビットコインの1トランザクションで消費する電力は707.6 Kwh(キロワット時)に達し、米国の平均的な家庭の24日間の消費電力に相当するという。
中国の内モンゴル地域は、2019年に中国政府が定めたエネルギー消費削減目標を達成できなかったことを受けて、4月までに暗号通貨のマイニングを禁止する予定だ。米国でも、ニューヨーク州やワシントン州を含むいくつかの州がマイニングに規制をかけている。
昨年12月に、スクエアCEOのジャック・ドーシーは1000万ドルの基金「ビットコイン・クリーンエネルギー投資イニシアチブ」の立ち上げを発表し、次のように述べていた。「我々は、クリプトカレンシーが最終的には完全にクリーンな電力で動くようになると信じている」