4. 昔のクラスメートや同僚と連絡を取る
正式に求職活動をすると決めた場合、情報や推薦を得るために必ず人脈を活用すべきだ。必要なものがあるときだけ連絡してくる嫌な人にならないよう、今から声をかけておく。30分あれば、5~10人にメールできる。
履歴書を見て、元同僚から大学のクラスメート(数年間連絡を取っていないかもしれない)まで思い出し、連絡しよう。あるいはソーシャルメディアの通知を活用し、相手の現在の活動についてコメントすること。
5. 新たな人と知り合う
キャリアを変革する際は新たな業界や役割、勤務地などを標的とするので、おそらく新たな人脈が必要になるだろう。現在の仕事でも、毎日の業務で関わりを持たない人に自己紹介をすれば新たな人と知り合える。
また、職能団体に参加することもできる。現在従事している分野の団体でも、異なる会社の人に会えるだろう。母校の集まりに参加して他の業界や役割、地位の人に会うことも可能だ。次のキャリアの方向性がまだ固まっていない場合、これは特に効果的だ。
6. 自己マーケティングの資料を更新する
定期的に履歴書や職務経歴書を更新すれば、重要プロジェクトや達成事項を忘れることはない。リンクトインの「自己紹介」に磨きをかけ、知的な投稿やコメントで専門性を共有し、リンクトインのプロフィールを最新に保とう。積極的に求職活動をしていない場合、こうした資料を応募に活用することはないものの、「自己紹介」の部分を講演者の経歴として活用してパブリックスピーキングの経験を積むことができる。
7. 自己紹介の練習をする
仕事に応募したり正式な採用面接を受けたりしていない場合でも、新たに人と知り合い、自分の現在の仕事について理解していない人と再び連絡を取るようになれば、自己紹介の仕方を考えておく必要がある。
採用面接で良い成績を収めるには、人脈作りの場で「あなたのことについて教えてください」と質問されたときに答える準備ができていなければならないし、人事評価で達成事項や強みを詳細に述べる準備もできていなければならない。質問への答えを録音してそれを聞き直すことで面接の準備ができるし、回答をズームで録画してそれを見直してもよいかもしれない。
キャリア変革のためできることはたくさんあるので、取り組みを始めるのに早過ぎることはない。
ブレーンストーミングや調査、ネットワーキング(人脈作り)、マーケティング、面接など、ここに挙げた活動は全て継続的に行うような作業で、30分以下でできる。何らかの形のキャリア活動を大半の日程に組み込んでおくようにすれば、キャリアの管理に優先的に取り組める。
あなたは、今就いている仕事だけでなくキャリアの構築に取り組んでいるのだ。これはキャリアの変革を意味するかもしれないし、今のキャリアにとどまって昇進することを指すかもしれない。