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Joni Hanebutt / Shutterstock.com

流行が過ぎたと思われていた食品の復活や、買い物の時間帯の変化、スーパーへの食品供給増大に伴う食品廃棄の増加など、食品業界では新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)により予想外の変化が生じている。以下に、そうした主なトレンドを7つ紹介する。

1. 一昔前の食品が再流行


もはや過去のものと思われていた多くの商品が復活を遂げている。米国では、スープ缶「プログレッソ」の売り上げが前年比で倍増。また、1970年代の牛肉価格高騰を受けて家庭で少しでも安く牛肉が楽しめるよう発売された「ハンバーガー・ヘルパー」も復活を果たしている。

米国では、人々が再び自宅での調理に励むようになり、ピルズベリーやベティクロッカーなどパンやケーキ作りの古参ブランドが人気を集めている。

2. パンや菓子作りの人気増加


今はどの家庭でも自炊が増えているが、多くの人は新たな趣味、あるいは店で手に入らないものの代用として、パンや菓子作りを始めている。

フランスでは、昔ながらの常備品が注目されるようになり、自分でパンを焼く人も増えている。また米紙ニューヨーク・タイムズは、パンデミックによりパンやケーキ作りをする人が増えた英国では小麦粉の需要が「尋常ではない」水準に達していると報じている。ある老舗製粉所では需要が500%増加し、ネット販売の中止を強いられた。

インスタグラム上では、ユーザーらがサワードウ発酵種を一から作る様子を次々と投稿している。

3. ネット食品販売の急増


米国では今年2月時点で、インターネットで食料品を購入していた人はわずか5%だった。米誌ファスト・カンパニーによると、その割合は3月には30%に上昇。特にウォルマートは大きな恩恵を得ており、5月1日までの2020年第1四半期の電子商取引の売り上げは74%増加した。

これにより販売側は顧客を増やせた一方、消費者側の多くは在庫不足や価格の高騰、長い待ち時間に耐えなければいけなかった。

4. まとめ買いの増加と買い物時間の変化


マサチューセッツ工科大学(MIT)スローン経営大学院の調査によると、パンデミック下では人々の買い物の頻度が減り、まとめ買いをすることが大きく増えた。これはアルコールの売り上げについては確かに事実で、箱ワインの人気が高まっている。

またMITが行ったアンケート調査の回答者らは、普段と全く異なる時間帯に新たな場所(インターネット)で買い物をしていた。

編集=遠藤宗生

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