「#推ししか勝たん」で経済が動く! オタク女子の消費行動から見えてきたもの

Photo by Dmytro Buianskyi / Shutterstock.com

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「#推ししか勝たん」というハッシュタグをご存じだろうか? “推しが最高”という意味で、特に10代の若者がSNSなどで使用している言葉だ。そもそも“推し”とは、イチ推しのメンバーを意味する略語“推しメン”をさらに略したもの。今、この推しにハマるオタク女子たちの“浪費”が、経済をも動かしているのだという。オタク女子たちを突き動かすものとは? オタク活動の実態を探りながら、“推し”と“経済”の関係について考察する。

MERY世代女子の7割以上が「推し」がいる


MERYでは2020年6月26日~30日の間に、MERYのアプリ内で「興味関心に関するアンケート」を実施。全425人の回答者のうち、高校生・中学生が116人、大学生・専門学生が135人、会社員・公務員が117人、主婦が7人、パート・アルバイトが33人、その他が17人と、学生と社会人の回答が多く集まりました。

今回MERYでは、“推し”に関するアンケートに注目。「推し(と呼べる好きな人)がいますか?」との質問に、なんと7割を超える女性が「推しがいる」と回答しました。

問:推しはいますか?



推しがいる人が72%を超える図

N:423 その他回答0.5%を除く

世代別に見ると、社会人は67.5%、大学生・専門学生は73.9%、高校生・中学生は80.9%と、世代が低くなるほど「いる」の割合は増えるものの、総じて推しがいることがわかります。

全世代で推しがいる結果の数字

「推しの対象は?」の問いに対しては、アイドルやアーティストという回答の他、アニメキャラクターという回答もありました。

中でもアイドル推しの場合、「アイドルに“ガチ恋”しちゃだめ?推しに会いにいく7日前から頑張る乙女計画」の記事でも紹介したように、推しの対象にリアルに恋をしていることも。「正直、自分の誕生日よりも推しの誕生日の方が大事。#本人不在の誕生日会でお祝い♡」の記事のように、本人はいなくとも部屋を飾り付けたり、豪華なケーキを用意したり、パーティールームを貸し切って誕生日会を開催したりするほどの心酔ぶりです。

女性たちが推しにそこまでハマってしまう理由……。それは、「一番身近にいる永遠の推し?アイドルフィルターで彼氏のキラキラ度増し増し講座」の記事で紹介したように、時を重ねるごとに新たな魅力を知っていけるところにあるようです。最初は顔が好み程度だったものの、調べていくうちに、推しの新たな一面であったり、ギャップ萌えだったりと、新たな魅力にどんどん気付いていき、抜け出せなくなってしまうというのです。

そんな魅力の沼から抜け出せなくなってしまったオタク女子たちは、どんな行動を取るのでしょうか。自分が恋したときを思い出してみてください。相手のことを考えるだけで嬉しい、次に会えるのが待ち遠しい。そして、相手のために何かしたいと思いませんか?
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文=MERY Lab

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