ヨーロッパ女性の食生活の違い
食生活でも彼女たちは「内側から美肌になる生活」を自然に実践しているように見える。ヨーロッパでは「コンビニ飯」が日本ほど発達していない。時間がなくても、必然的に自炊をしなくてはならない。
現在私は同年代の7人の女性たちと暮らしているが、彼女たちはシリアルやパン以外はほとんどいつも手作りのご飯を食べている。作る料理も、適度にバランスが取れているように思う。パスタの他に、野菜や豆を使った一品料理を作り置きするなど、それぞれ栄養に偏りのない食生活を送るよう心がけている。
日本のスーパーやコンビニには、あらかじめ作られたお弁当やおにぎりが十分に置かれている。時間がないときは、ついコンビニで買って済ませてしまうのも無理はない。ヨーロッパは日本ほどコンビニの数も少なく、手軽に食べられるお弁当やおにぎりなどはあまり置いていない。必然的に自炊をしなければならない。
それによりヨーロッパの女性は加工食品を自然に回避できるほか、自ら自炊し、摂取することで栄養を意識した料理を食べることできるのではないだろうか。ある意味不便ともいえる環境が、自身の健康と向き合い、内側から美しくなれる食生活へと導いているともいえる。
仕事で忙しい時は、昼食などつい簡単に済ませたくなってしまう人もいるだろう。あらかじめ家で弁当を用意することは難しいかもしれないが、仮にコンビニやスーパーで済ます場合は、少しでも不足している栄養について考えてから選んで欲しい。インスタント食品や菓子パンを避けることから始めるのも良いかもしれない。
家族との電話がストレスを和らげる
彼女たちは「ワーク」と「ライフ」のバランスを上手にとっている。学期末テストになると、忙しそうな学生は増えるが、同時に、適度に自分の時間を作ることを心がけているように思える。読書、ネットフリックス、家族と電話など、「頑張らない時間」を毎日必ず確保しているように見える。
小学館が発行する女性ファッション誌『Domani』のウェブサイトでは読書はデジタル社会における、数少ない、アナログでスローに楽しめる気分転換法だと紹介している。「はやっているから」「役に立ちそう」といった左脳的選択ではなく、心のおもむくままに選んだ本ならストレスケア効果も高まるそうだ。