少年院から世界へ、BAD HOPのYZERRが語るセルフプロデュース術

(写真)YZERR


川崎から世界のKawasakiを目指す

今後の展開について、SF的な世界観”BAD HOP WORLD”をコンセプトにロサンゼルスで、Mike Will Made-It、Mustard、Murda Beatzらアメリカを代表するトッププロデューサーたちと制作した新EP「Lift Off」を11月15日にApple Music、itunes限定配信でリリースした。

ファンの間では「いよいよ世界進出か?」と受け止められている。これに対し、YZERRは「アメリカのプロデューサーと楽曲制作をしたら、『今後世界に出ていきたいと思っているんですか?』とよく言われるんですけど、正直そんなに進出したいとは考えていないですね。考えて叶うことでもないと思うので、今のまま自分たちのペースでもっと大きいステージに行きたいです。まずは一番近い、3月1日の横浜アリーナに集中します。ただ、本音を言えば、その先のビジョンも明確に見据えています」。

川崎の劣悪な環境で育った悪ガキたちが、世界を股にかけようとしている。武道館公演の成功、そして来年3月の横浜アリーナ公演(チケットは来年1月15日24時間限定販売)、 新作「Lift Off」のリリースは、彼らにとってまだまだプロローグに過ぎない。

BAD HOP「Foreign」

文=本多カツヒロ 写真=小田駿一

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