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ギグエコノミーはここ数年で、さかんにもてはやされるようになった。ギグエコノミー支持派は、自分が好きな時間に好きな方法で働くことができる自由と自律性のおかげで、ギグ労働者のエンゲージメント水準は高くなると主張している。

ペット関連のあらゆるサービスを集約するサイト「バベルバーク(BabelBark)」のロイ・スタイン最高経営責任者(CEO)は「ギグエコノミーは簡単に使えるプラットフォームを通し、高スキルのプロフェッショナルと人々を結ぶ素晴らしい機会を提供している」と語る。

「各種デジタルプラットフォームにより、獣医師やトレーナー、トリマーといった高スキル職業人は、ギグエコノミーブームの前にはおそらく得られなかった十分な数の顧客に手が届くようになる。また、自分やライフスタイルに応じた方法で働くことも可能になる。ギグエコノミーの時代では、低スキル労働者ではなく、技術により自動化・代替できないような高価値サービスの提供者のみが強化される」(スタイン)

しかし、反対派はギグエコノミーを奴隷労働になぞらえ、プラットフォーム所有者と労働者の間には不平等な力関係があると批判している。ギグ労働者は言われるがままに働き、正規雇用の従業員が享受する社会保障を何も得られないというのがその理由だ。

多くのものと同様、実態は大抵その中間にあり、ギグエコノミーをどう捉えるかはギグ労働者のスキル水準に対する各人の認識によって変わってくる。ギグワークにより人々は解放され、自立的に働けるようになると信じている人は、需要が高い能力を持つ高スキル労働者を想定しているのだろう。

一方で、ギグエコノミーに否定的な人は、スキルレベルが比較的低い宅配ドライバーやゼロ時間契約労働者を念頭に置いた上で、ギグワークの非人間的な側面を非難しているのだろう。

シンクタンク「自営業研究所(CRSE)」の新たな報告書では、後者よりも前者の方が現実にわずかに近いかもしれないことが示唆されている。同報告書は、英国に480万人いる自営業者の実態や仕事内容について分析したものだ。

報告書によると、ギグエコノミーの従事者は一般に思われているよりかなり少数派で、フリーランス労働者全体での割合は比較的小さい。最も大きな部分を占めるのは、報告書が「プロジェクトエコノミー」と呼ぶ仕事だ。これはプロジェクトベースで仕事を引き受ける高スキル労働者から構成され、その規模はギグワークの5倍に上るという。

編集=遠藤宗生

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