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ネットフリックスCEO リード・ヘイスティングス

ネットフリックスの株価が急落した。7月17日、ネットフリックスは2019年4〜6月期決算を発表。売上高は前年同期比26%増の49億2311万ドル(約5320億円)だったが、株価はその後20%近くも下落し、時価総額260億ドルを失った。

ネットフリックス創業者のリード・ヘイスティングの資産額は8億5000万ドル低下し、34億ドルになった。ネットフリックスの株価は今年1月から7月にかけて35%も上昇していたが、今回の四半期決算で米国の会員数が12万6000人減少したことが伝わると急落した。

アナリスト予想では米国の会員数は30万人の増加とされていた。グローバルでは500万人の伸びが予想されていたが、実際は270万人の増加だった。

しかし、今年第3四半期にネットフリックスは700万人の増加を見込んでいる。「世界の消費者らはテレビよりもインターネット上のコンテンツを選ぶ傾向を強めている」と、同社は声明で述べた。

ネットフリックスは現在、世界で1億5000万人以上の会員を抱えている。

現在58歳のヘイスティングはシリコンバレーの起業家としては、風変わりな経歴で知られている。彼は1983年にメイン州のボウディン大学の数学科を卒業後、海兵隊に加入。さらに、平和部隊に参加して世界各地を回りスイスで高校教師を務めていた時期もある。

その後、スタンフォード大学で人工知能の修士課程を卒業したヘイスティングは、1997年にネットフリックスをMarc Randolph(2004年に離職)とともに共同創業した。当初はウェブ経由のDVDレンタルサービスとして始動したネットフリックスは、2011年にDVDレンタルと、動画ストリーミングを別々のビジネスに分離する決定を下した。

今年に入り、ネットフリックスは相次いでヒット作を送り出した。エイヴァ・デュヴァーネイ監督の実話をもとにした社会派ドラマ「ボクらを見る目(When They See Us)」は空前のヒットを記録。配信開始の初月に、2500万世帯で視聴された。

ただし、動画ストリーミング分野の競争は高まっており、アマゾンやHuluらが強敵にあげられる。さらに、ディズニーやNBCユニバーサルも今後、独自の配信サービスを開始する。

2020年末にネットフリックスは、最も人気のドラマシリーズの一つである「The Office」の配信を停止する。このドラマの権利はNBCユニバーサルが保有している。

編集=上田裕資

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