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大学入学を目前とした生徒らは、興奮とともに少し恐怖心を抱えて高校卒業を迎える。何を勉強すればよいか、どの学位が長期的なキャリアに結びつくかを知ることは現在、だんだんと難しくなっているためのもっともなことだ。

技術によって、新たに作られるより多くの仕事が今後数十年でなくなるかもしれない。同時に米国の18歳の若者たちは、学士の学位にさえ10万ドル(約1080万円)以上の出費を求められることがますます増えている。

さらに若者たちは、自分が何者かも、どこに向かっているのかも分からない段階で人生全体に影響を与えかねない大学の専攻分野選びを求められている。世界について、そして自分自身についてより多くのことを学ぶため、1年間休息期間を持つことがより合理的かもしれない。この時間は「ギャップイヤー」と呼ばれることが多い。

ギャップイヤーとは

米非営利団体のギャップ・イヤー・アソシエーション(Gap Year Association、GYA)によると、ギャップイヤーとは「一般的に高校卒業後、実用的・専門的・個人的認識を深めるため、キャリアや中等教育以降の教育を始める前に半年、あるいは1年の間経験を通して学ぶこと」と述べている。

つまりギャップイヤーは若者たちに、自分自身や、実家に住んでいる子どもたちがほとんど見たり体験したりしてこなかった世界について学ぶための時間と空間を与えてくれる。

残念なことに、高校卒業後に休息期間を設け旅をすることには負の烙印(スティグマ)が押されている。高校卒業後すぐに大学に行かない若者は永遠に低賃金の仕事をする運命にあり、学校教育に戻らないと考えている人があまりに多いからだ。

しかしGYAのデータによると、高校卒業後に休息期間を設ける若者の90%は、ギャップイヤー終了後1年以内に4年制教育機関に入学している。

GYAは「ギャップイヤーを取ることが大学での成績平均点の向上につながるだけでなく、仕事への満足度と大きく関わっていることが複数の研究から示されている」と指摘している。

ギャップイヤーの主なメリット

ギャップイヤーを、ただ怠けるための期間、大学の学位を追求するための努力を避ける期間と考えているのであれば、それは考え直そう。たとえ数カ月や半年であっても、なじみのない新たな土地で過ごしたギャップイヤーには真のメリットがある。

ここでは、高等教育に真正面から取り組む前に旅をする4つのメリットを紹介する。

翻訳・編集=出田静

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