だからこそ、設備投資をし、より多くの人に「Mr.CHEESECAKE」を届けるべく、初めてクラウドファンディングに挑戦することにしました。実際にプロジェクトを開始してみて驚いたのは、支援してくれるファンの数です。1度、「Mr.CHEESECAKE」を購入してくださった人たちが、「いつでも購入できるようにしたいので、支援します」と言ってくれて支援してくれる。自分はこういった人たちのために、本格的にチーズケーキ事業を大きくしていかなければいけない、と強く思いました。
世界で通用する「トーキョーチーズケーキ」に
事業を大きくしていく。そのためにひとりでも多くの人に「Mr.CHEESECAKE」を届けるのもそうですが、個人的には「トーキョーチーズケーキ」という新しいチーズケーキのカテゴリーを作ることが何より大事なのではないか、と思っています。
新しいカテゴリーができる、ということは、みんながそのチーズケーキの存在を知っていて、認知している状態。つまり、多くの人が「Mr.CHEESECAKE」を購入して一度は食べてくれているということです。
「売りたい」と「カテゴリーをつくって世界に出たい」という発信の仕方では受け取り方は大きく異なる。ゴールは同じですけど、過程をどう見せるかで巻き込み方が変わってくる。
「チーズケーキ」という普遍的な商品を選んだにもかかわらず、ブームで終わらせたくないですし、バスクチーズケーキなどの他のカテゴリーにまとめられてしまうのも嫌。今はMr.CHEESECAKEを、世界で通用する「トーキョーチーズケーキ」にしたい。それが自分の夢になっています。
自分はパリで少し働いていたのですが、パリにはチーズケーキがないんです。向こうではチーズとデザートは別で、一緒になっていると損というイメージがある。だからこそ、チーズケーキを持っていったら面白いんじゃないか、と思っています。
きちんと生産の体制を整えつつ、マーケティングやPRも考え、年内にはMr.CHEESECAKEをパリに持っていけたらいいな、と考えています。
「何時間で売り切れた」というフェーズはもう終わり。きちんと量を作りつつ、より多くのお客さんにお届けし、事業として数字がまわっていくにはどうすべきか。そこを突き詰めて考えていこうと思います。夢の実現に向けて、今後も人生最高のチーズケーキをひとりでも多くの人に届け、感動的な体験を創出していきたいです。