なぜ、K-POPは世界で人気を集めるのか? BIGBANGやBLACKPINKのダンサーも務めた双子に聞く

BIGBANGをはじめ、多くのYGアーティストの振付を担当する双子のダンサー「KWON TWINS」のDeukie(右)とDony(左)

BIGBANG(ビッグバン)やBLACKPINK(ブラックピンク)などの人気アーティストを輩出してきた、韓国の芸能事務所「YG ENTERTAINMENT(以下、YG)」。

同事務所が2018年から、面白い取り組みをスタートさせている。その取り組みの名は「X ACADEMY」。1996年に創業し、22年間で蓄積されたYGのダンス・ボーカルの知識、技術を共有するアカデミーだ。

アカデミーの講師はBIGBANGやBLACKPINKの世界ツアーに同行しているダンスチーム「HITECH」(男性)と「CRAZY(女性)」のほか、オーディション番組にも審査員として出演するボーカルトレーナーなどが務める。ダンスやボーカルを学びたい全ての人がYG所属のアーティストたちと同じ環境でトレーニングが受けられる。



また、優秀な受講者はYG、傘下であるTHE BLACK LABEL、YGXの専属練習生、そして専属ダンスチームのHITECH、CRAZYメンバーになるオーディションを受けることも可能。それもあり、韓国のみならず、アメリカ、日本、中国、インドネシア、フィリピンなど世界中から問い合わせが殺到しているという。

アカデミーの設立から2年目の今年。日本初のワークショップが東京と大阪で開催された。担当講師はHITECHのメンバーであり、BIGBANGをはじめ、多くのYGアーティストの振付を担当するなど、ダンサーとしてのみならず、クリエイティブディレクターとしても活躍している、双子のダンサー「KWON TWINS(クォン・ツインズ)」のDeukie(ドゥキ)とDony(ドニー)が務めた。

BLACKPINKが世界最大級の野外音楽フェス「コーチェラ・フェスティバル」に出演するなど、世界を席巻しているK-POP。人気の秘訣は、アーティストとしての完成度の高さ、そして育成の仕組みにあるのではないか──。

そう思い、今回、ワークショップのために来日したDeukieとDonyのKWON TWINSに、K-POPが世界を席巻していることをどう感じているのか。質問をぶつけた。
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文=新國翔大、写真=小田駿一

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