成功するリーダーに共通する4つの特徴

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「何が正しい行動か? どのように行うべきか?」

世界は複雑で、正しいことがいつも全員にとって良い結果を生むとは限らない。リーダーが他の人と違う点はここにある。企業の健全性を保つため良い従業員を1人解雇することは、その従業員にとっては正しくないことに思えるかもしれない。

しかし企業を安定させ、他の20人ほどの従業員の給与を守るために必要なことであれば、明らかに正しい(一方で、難しい)決断だ。適切で公平な別れを心掛け、解雇された社員が再就職しやすいよう強力な推薦者となるのが正しい行動だろう。

リーダーは全体図を理解し、誰もが満足できる最善の結果を出すことに集中し、正しい決断を下すことができる。常に人を中心としたアプローチを取る一方、感情や主観的な意見によって全体にとって良い結果を見失ったりしないものだ。リーダーシップは時に心に逆らうものだが、だからといってリーダーが正しい行動を諦めることはない。

3. 行動計画を作る

良いリーダーは行動計画を作り、効果的な方法で実行に移す。また、明確な指標や目標、期限、責任を持っている。

成功を収めるリーダーは正しい行動を正しい方法で実践するため、まずは求められる結果と目標に対する主な制約を特定し、次に計画を定期的に見直すための確認ポイントを設けた実施スケジュールを慎重に作成する。アイデアを実際の行動ポイントに変えることは、空想家と実行者の主な違いだ。

4. 全説明責任を取る

リーダーを意思決定者として考えることは、一般的で危険な間違いだ。リーダーは人間なので全てを理解しているわけでなく、そのことに気づいている。リーダーはチームや人を率いているので、良い結果を出すにはチームや人に頼らなければならない。

リーダーは、上司や部下、同僚から賢く見識を引き出す人だ。意思決定はどの地位でも欠かせないスキルなので、良いリーダーは決断を下すために自分よりも知識がある人、準備ができている人、責任が持てる人を信頼する。

良いリーダーは結果が芳しくなくともチームのせいにしない。適切な人材を見つけ、訓練し、やる気を出させてフォローアップできたこと(あるいはそうできなかったこと)を認め、起きたことに対して全責任を取るものだ。良いリーダーは、チームや結果に責任を持ち、物事を行う方向性や方法を設定する。

翻訳・編集=出田静

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