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I write about leadership, proactivity & European initiatives.

Jacob Lund / shutterstock

起業はただのはやり言葉ではない。今や評価と尊敬を広く集め、美化さえされている。成功を収めた起業家はロールモデルとされ、その事業をはるかに超えた範囲で新たな世代にインスピレーションを与えている。

また経済環境やそこから生まれたさまざまな危機も、この積極的なアプローチに関心を集める要因となり、起業は自分自身の成功と経済成長全般に貢献する最良の方法とされている。コンセプトとしての起業がはやりになっているのだ。

しかし、現実を見てみよう。

自営業人気は現在、2010年と比べて下火だ。欧州連合(EU)では、大多数が従業員として働くことを望んでいる。自営業になるための資金不足やスキル不足、ビジネスアイデア不足、家庭と自営業の折り合いをつける難しさ、失敗のリスクやその影響、役所仕事の負担などを理由に、私たちは親から、昇進できて(あるいは同じポジションで)一生安心して暮らせる安全な雇用に落ち着くよう常に勧められてきた。

ロマンや冒険心はあまりないが、この考え方はいまだにベビーブーム世代に深く根付いている。

一方で、ミレニアル世代とジェネレーションZ世代──自由な精神を持ち、秩序を変えて世界を再び柔軟さと夢にあふれた場所にするべく現れた若者世代はどうだろうか?

テクノロジーに精通し、先見の明があり、ジュール・ベルヌのSF小説の中だけのものと思われていたことを実現して億万長者となった30歳未満は、何人かいる。しかし、それ以外の人々はどうだろう?

デューク大学ファウンダー・インスティテュートとノースウェスタン大学の調査によると、平均的な起業家が最初のスタートアップ企業を立ち上げる年齢は実は40歳で、成長が速いスタートアップのリーダーの平均年齢は45歳だった。成功を収める起業家の大部分は、両親が起業家だったわけでも、若いうちから起業家になる目標を持っていたわけでもなく、他人の下で働くことに疲れたり、ある日突然、引退までに富を築きたいとの欲求に駆られたりした人たちだ。

これは、自分が望まない雇用状況から逃れるだけのために起業する人がいまだに多いことを示しているのだろうか? 私たちは、ミレニアル世代であるかどうかにかかわらず、今すぐ起業することに大きな不安を感じ、より多くの経験と年齢を重ねて貯蓄が増えるのを待つべきだと考えているのだろうか?

以下に、30歳になる前に起業すべき理由を5つ紹介する。

編集=遠藤宗生

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