私は先日、離婚弁護士・調停者であり、コラボラティブ・プラクティス(裁判所を使わない協働型の離婚解決手段)の弁護士であるジュリエット・レイコーと、離婚から苦しみを取り除くため、また手続きを円滑に進めて経済的・感情的・身体的により良い結果を出すために重要な要素について話し合った。
よく情報を理解して、より健全な見地から離婚にアプローチし、自分や家族にとって楽な方法で離婚をするにはどうすればよいのだろうか?
1. 離婚が最善の選択肢であることを確認する
離婚は最終的なものだ。パートナーとの関係がうまくいかない場合は、離婚が唯一の選択肢だと考えることがあるかもしれない。しかし先に進む前に、その状況における最善の選択肢が離婚なのかを確認しよう。近しい友人や家族が離婚を強制することも多いが、原因となっている問題に対処するだけで関係を修復し、離婚を避けることができるかもしれない。
コミュニケーション面や財務面での原因は厳しい問題に感じられるかもしれないが、課題に真正面から立ち向かい、解決策を探すため専門家と協働すれば、2人の関係の基盤となる愛と尊重を再発見するかもしれない。
全ての選択肢を考慮し、それでも離婚が最善だと考えられる場合は、可能な限り円滑に離婚の手続きを進めるため次の3つのことを確認しよう。
2. 互いに対する尊重の心を忘れない
状況によっては、あなたと離婚相手の両方が互いへの尊重の気持ちを維持することは難しいかもしれない。不貞行為や依存症、それよりもさらに深刻なことが原因だった場合、裁判で戦うため弁護士を雇い、費用がいくらかかっても、裁判がどれほど不穏なものになろうとも勝ちたいと直感的には思うかもしれない。
しかし、長引く裁判により、金銭的・感情的・身体的な負担がさらにかかる可能性が高い。訴訟に進む前にその影響を考えよう。可能であれば、互いを尊重し、プロセスを通じて礼儀正しく振る舞いたいという気持ちを共有した状態で離婚のプロセスに入ること。難しいことかもしれないが、こうすれば裁判を通じて自分自身や子どもたちに不要なストレスをかけずに済む。