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2019.03.26 11:30

中国が輸入するリサイクルごみが激減 米国には大きな打撃


米国が2011年に輸出した再生紙・ボール紙は、最高記録の37億600万ドル(約4100億円)で、中国はそのうち3分の2近くを輸入していた。2018年になると、米国の再生紙・ボール紙の輸出量は32億9000万ドル(約3600億円)と少し下がった。中国の占める割合は40%を少し上回るほどとなり、それも昨年12月までには37%まで低下した。再生紙・ボール紙の輸入量は、インドやインドネシア、ベトナムなどの国で増えている。

米国の鉄鋼くずは2011年、114億5000万ドル(約1兆3000億円)となった。当時の輸入量トップはトルコで(今でも最大の輸入国だ)、2位の中国は全体の20%ほどの23億2000万ドル(約2600億円)を輸入していた。2018年になると、中国の米国からの鉄鋼くず輸入量は2億8487万ドル(約310億円)まで急激に下がっている。

米国のアルミニウムくずの輸出は2011年、最高記録の38億4000万ドル(約4200億円)に達し、中国はそのうち70%以上を受け入れていた。しかし全輸出量は2018年までに55%減少し、中国の占める割合は30%以下となった。

こうした背景から米国では、店舗で使うレジ袋やレストランのプラスチック製ストローの削減など、リサイクルごみを減らす取り組みが増えるはずだ。

翻訳・編集=出田静

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