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赤ワインは長い間、心臓病や脳卒中のリスクを下げる効果があるとされてきた。心臓発作を防ぐ方法として赤ワインを勧める医者はいないだろうが、米メイヨー・クリニックは「ワインには心臓の健康向上効果が期待できるとみられる。赤ワインを含め適切なアルコール量を摂取する人は、心臓病のリスクが低いようだ」と指摘しており、同様の見解を持つ専門家は多い。

そんな中、世界で最も健康的な赤ワインとされるものが英国で初めて発売された。フランス南西部マディランの生産者、ドメーヌ・ラウゲが手掛ける「カミー(Camy)」で、英ブティックワイン販売企業ワンダーラスト・ワインが独占販売している。

カミーに使われるブドウは農園の南向きの丘斜面で育てたもので、適切な日光を浴びて完璧な成熟度に達する。タナ種のブドウを用い、フルーツと豊かな風味を組み合わせた味に仕上がっており、私が試飲したときは、ボリュームがある濃厚なワインの中に、プラムやプルーン、ダムスン、ブラックカラントの味がした。

風味面での満足さはさておき、このワインが健康的とされるのはなぜなのか? カミーは世界のどのワインよりもプロシアニジンとレスベラトロルの濃度が高いことが示されており、この2つの化合物の健康効果は科学的にも証明されている。カミーは、ロジャー・コーダーの有名な著書『The Wine Diet(ワインの食習慣)』に取り上げられたことで有名になった。

カミーが心臓の健康に良いとされる理由は、タナ種の厚い皮に含まれる酸化防止化合物にある。赤ワイン1杯に含まれるプロシアニジンの量は平均で30~40mgだが、カミーではその4倍の120mg以上だ。

栄養士のリック・ヘイは「ドメーヌ・ラウゲのワインは、LDLコレステロール値を減少させる多くの種類の植物性栄養素を高い濃度で含んでいることが特徴だ。これらの赤色色素は、フリーラジカルによる損傷と闘い、細胞レベルの健康を促進する強力な酸化防止剤として働き、心臓血管系の健康と消化作用を促進する。また、こうした物質が糖尿病や認知系の健康を改善する可能性があることも研究により判明している」と述べた。

編集=遠藤宗生

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