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米国で育った人は、大学を卒業してからすぐに結婚でもしない限り、家族以外の人と住居を共有する期間があったはずだ。共同生活がうまくいくかどうかは大抵、互いの価値観や習慣、関心、差異を埋める意思がどれほど似通っているかにかかっていた。

キャリアを確立すると、他人と一緒に暮らすのをやめ、一人で、またはパートナーと一緒に住むようになる。あなたはルームメートと過ごした日々を良き思い出として振り返っているだろうか? シェアした相手とは、永続的な絆を培い、いまだに連絡を取り合っているだろうか? 人と近い距離で時間を過ごすことで友情が芽生えることは多く、一生涯の関係に発展することもある。私の場合はそうだった。

それから40年以上の月日が流れた。現在、もう一度家をシェアをすることはできるだろうか? 昔と同じような体験ができるだろうか? 多くの人にとって、答えは「イエス」だ。

多くの高齢者、特に独身の高齢者は、人生の後半になると一人暮らしをする。子どもを育てた後、パートナーが先に亡くなったり離婚したりして、現在は大きな家に一人で住んでいるか、成人になってからずっと独身を貫き一人で暮らしているかもしれない。どのような経緯で60歳を過ぎてから一人暮らしをしているのかは別とし、一人暮らしが経済的・社会的理由や健康的な側面から見て今後も手堅い戦略なのかどうかを見極めるのに、今がぴったりなタイミングかもしれないs。

米国では、高齢者の間で家をシェアすることが人気になっており、それには確たる理由がある。シェアリングハウジング・ドットオーグ(SharingHousing.org)の創設者で『Sharing Housing, A Guidebook for Finding and Keeping Good Housemates(ハウスシェア 良いハウスメートを見つけて維持するガイドブック)』の著者であるアンナマリー・プルハーは、高齢者のハウスシェアに特に求められているメリットとして次のものを挙げた。

・金銭、賃貸、住宅ローンの節約
・光熱費、ケーブルテレビ、インターネット費の節約
・掃除や家事の支援
・野外の作業や季節に関連した作業の支援
・緊急事態の支援
・家を留守にするときのペットの世話
・病気になったときの食べ物や薬の買い物
・一緒に食事を取る相手
・自分の行動の変化に気づいてくれる人
・社会的つながりの強化
・移動の支援

家を共有する潜在的なメリットはこれよりはるかに多く、想像し得る限りのありとあらゆるものがある。人間は社会的な生き物であり、人とのつながりが必要だ。他者との交流なしでは、簡単に孤独と孤立を感じるようになってしまう。

翻訳・編集=出田静

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