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2019.01.10 15:00

宇宙・エネルギー・食糧関連スタートアップ17社 #日本のスタートアップ図鑑

日本のスタートアップの調達総額は、この5年で4.7倍に増加した。大型投資が相次ぎ、政府が「2023年までにユニコーン20社」の旗をふるなか、次のメルカリが産声を上げている。Forbes JAPANが発表した「日本のスタートアップ大図鑑」より、注目の宇宙・エネルギー・食料関連スタートアップ17社を紹介する。


超小型&超低コストの人工衛星
アクセルスペース

代表者:中村友哉
創業年:2008年8月
累計調達額:約19億円

超小型人工衛星の製造・打ち上げ・運用を手がける東大発ベンチャー。22年までに50基を打ち上げ「宇宙ビッグデータ」の安価な実現を目指す。JAXAから受注も。

小型SAR衛星で地球観測
QPS研究所

代表者:大西俊輔
創業年:2005年6月
累計調達額:23.5億円

九州発の宇宙ベンチャー。24時間天候不良時でも地上観測が可能な合成開口レーダー(SAR)衛星を開発。1mの高分解能で小型軽量なモデルの開発に成功している。

月の水資源開発
ispace

代表者:袴田武史
創業年:2010年9月
累計調達額:103.5億円

月に眠る水資源の開発をミッションに掲げる宇宙スタートアップ。世界初の民間による月面探査に向けて着陸船や探査車の開発を進めている。

宇宙通信のAWS
インフォステラ

代表者:倉原直美
創業年:2016年1月
累計調達額:8億円

人工衛星のための通信リソースをシェアするアンテナシェアリングサービス。既存の地上局をネットワーク化、通信機械を効率よく配分し、低コストで供給する。

世界初・エンタメ人工流れ星
ALE

代表者:岡島礼奈
創業年:2011年9月
累計調達額:約7億円

特殊な素材の粒を人工衛星から宇宙空間に放出して、人工的に流れ星を再現する「Sky Canvas」事業を次世代エンターテインメントとして展開。

SAR衛星ビッグデータ解析
Synspective

代表者:新井元行
創業年:2018年2月
累計調達額:─

オンデマンドで打ち上げと即時観測が可能な小型レーダー衛星を開発。衛星から得られる地表観測データをマシンラーニングを用いて解析、企業や政府に提供する。

ケンブリッジ発エネテック
エネチェンジ

代表者:城口洋平
創業年:2015年4月
累計調達額:約16億円

電力・ガス切り替え比較サイト運営のほか、電力・ガス小売事業者向けのマーケ支援サービス「EMAP」、スマートメーター解析サービス「SMAP」などテック事業も。

台風でもがんばる風力発電機
チャレナジー

代表者:清水敦史
創業年:2014年10月
累計調達額:約2.8億円

台風並みの強風下でも安定した発電が可能な「垂直軸型マグナス風力発電機」を開発。台風が多く発生する沖縄ほか国内離島地域、フィリピンなどでの普及を目指す。

超スマート水産養殖
ウミトロン

代表者:藤原 謙
創業年:2016年4月
累計調達額:12.2億円

IoTや衛星データを駆使し、元JAXA研究開発員が挑む「持続可能な水産養殖」。水産養殖の資産価値や環境評価の定量化による、水産養殖保険サービスも予定。
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文=フォーブスジャパン 編集部

この記事は 「Forbes JAPAN 日本の起業家」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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