ライフスタイル

2019.02.18 16:00

いよいよEVブランドへ進化。居心地と使いやすさの両立を実現──ボルボ ポールスター1

ポールスター1

ポールスター1

高級車におけるモダンなデザインとは? そのスタイリングが示すものは?電動化時代の新たな潮流を視野にいれながらも、変わらない洗練で魅せる。
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VOLVO:ラグジュアリーな体験のデザインの中心にある一台


ボルボの中に存在するEVに特化した一部門、「ポールスター」をそう呼んでもいいだろう。ボルボのハイパフォーマンス・ブランドから一転、デザイン部門を牽引してきた上級副社長としてトーマス・インゲンラート氏をCEOに据えて、2017年秋にはハイパフォーマンス&ラグジュアリーEVブランドになると宣言したのだ。

この宣言とあわせポールスターが発表したコンセプトカー「ポールスター1」を見て、2013年のフランクフルトショーで発表された「コンセプト・クーペ」を思い出したなら、かなりのボルボ・ファンだ。
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トーマス・インゲンラート氏がボルボに移籍した後、初めて発表されたコンセプトカーであり、ボルボの新世代プラットフォーム「SPA(スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャー)」をベースに美しいクーペ・スタイリングを纏っていた。量産される予定がないままに時が過ぎ、ようやく今、世に送り出されたのだ。

北欧神話の雷神が持つトールハンマー型のLEDヘッドライト、ムダなラインやエッジを排除し、くびれたウエストラインと張りのある面を組み合わせたフォルムは、ボルボの旗艦モデル「90シリーズ」に通じる。

包み込むようなインテリアもまた、北欧生まれのボルボが得意とする人間中心の設計で、中央の大型ディスプレイの左右にウッドを配置し、グラス・ルーフの開放感とあわせて、使いやすさと居心地の良さを両立している。 

ポールスターでは、試乗の申込みはもちろん、配車、洗車なども専用アプリで手配できる。世界中に開設される予定のポールスター・ベースでは、クルマを見て、インテリアに触れ、乗り味を試すことができる。さらには、所有にこだわらないビジネスモデルまで考えている。「ポールスター1」の日本上陸は難しそうではあるが、ポールスターの目指すラグジュアリーなモビリティ体験を味わえる日を心待ちにしたい。


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#5|未来のボンドカーは東京ー大阪間を駆け抜けるEV? アストンマーチン ラゴンダ・ビジョン・コンセプト
#6|いよいよEVブランドへ進化。居心地と使いやすさの両立を実現──ボルボ ポールスター1
#7|このSUVは、もはやスポーツカーである──アルファロメオ ステルヴィオ
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文=川端由美

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