とはいえ、膨大な数の作品……。一体、何を観ればいいものか。
先日、シンガポールで開催されたネットフリックスの新作コンテンツ発表イベント「See What’s Next:Asia」で、日本人記者向けに開かれた約30分間のラウンドテーブルでリード・ヘイスティングCEOに話を聞く機会があった。
そこでリードがオススメしていたコンテンツ4作品を紹介したい。
1. 『ハウス・オブ・カード 野望の階段』
新大統領誕生に沸くワシントン。その立役者フランシス(スペイシー)は、大統領選に尽力した見返りとして国務長官の地位を約束されていたが、新政権発足と共に白紙に戻されてしまう。突然の裏切りに怒り心頭のフランシスは、妻クレア(ライト)の後押しもあり、大統領を失墜させるべく謀略を企てる。信頼を置く腹心のダグ(ケリー)、野心的な女性記者ゾーイ(マーラ)、さらにはスキャンダルまみれの若手議員ピーター(ストール)らを巻き込んで、フランシスは新たな野望への階段を上り始める。”
2013年にネットフリックスが初めて世に送り出したオリジナル作品。鬼才デヴィッド・フィンチャーと、演技派俳優ケヴィン・スペイシーが主演・エグゼクティブプロデューサーとしてタッグを組み、配信ドラマ作品として初めてエミー賞にノミネートされた。
2018年11月にファイナルシーズンとなるシーズン6の配信が開始されているので、この機会にシーズン1〜6までイッキ見してしまうのもアリ。筆者も最近見始めたのだが、止まらない。特にシーズン1〜2までは怒涛の展開。シーズン2の最後のワンシーンを観たときに、ゾクっとした。
2. 『ザ・クラウン』
英国君主、エリザベス2世。政界実力者との確執、王室のロマンス、そして20世紀後半を彩る歴史的事件の影で葛藤する、生身の女王の姿を重厚に描いた大作ドラマ。”
現在、シーズン2まで配信中。各シーズン全10話で構成で、1エピソードは50〜60分ほど。製作費はネットフリックスでは史上最高の136億円をかけており、世界観も楽しめる観応えのあるコンテンツになっている。2019年にはシーズン3の配信も予定されており、このタイミングでシーズン2まで観ておくのが良いかもしれない。