休暇取得は気が引ける? 罪悪感を消す5つの方法

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アリアンツ・グローバルアシスタンスが実施した休暇取得に関する調査によると、米国人の42%が付与された有給休暇を全て消化しきれないという。中でもミレニアル世代は、有給休暇を使い切れない人の比率が48%と最も高い。

休暇取得を申請する際に持つ感情としては、「不安」と「罪悪感」の2つが最も多かった。さらにミレニアル世代の7%は、「恥ずかしい」という感覚すら抱いていた。有給休暇を消化しきれないということは、金を使わずに放置していることと同じだ。有給休暇は報酬の一部なのだから。さらに、高いパフォーマンスを発揮するためには適度な休息が欠かせない。

職場の風土や上司のせいで休暇が取りにくい環境にある人は、以下の5つの方法を実践することで、気兼ねなく休暇取得の権利を行使してほしい。

1. 仕事を入れない日を事前に確保する

かなり先の旅行の計画は立たないとしても、自分のカレンダーに他の仕事を入れない期間を作っておく。こうすることで、休暇の翌週が納期の仕事をそうとは気づかずに受けてしまう事態を避けられる。スケジュール調整が必要な子どもや家族がいる場合、早めに計画を立てておけば家族と休暇を合わせることができる。

あるいは、普段は疎かにしがちな通院や定期的なセルフケアに割く日を確保してもいい。実際の予約日が別の日になっても、確保していた日を仕事に充てることができるため、無理しすぎたり、「忙しい」という理由で休暇を諦めたりしなくて済む。

2. 自分の不在に備えたFAQリストを作成しておく

不在中に何か問題が発生することを心配して休暇取得を躊躇しているのであれば、普段の仕事よく受ける質問やリクエストを説明したハンドブック的なものを作成することで、先手を打とう。これは異動や昇進の際にも後任への引き継ぎツールとして役に立つ。

FAQ(よくある質問とその回答)リストを用意しておけば、心置きなく有給休暇を楽しむことができる。仕事が予定通り進むとわかれば、心配性な上司も安心するはずだ。
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編集=遠藤宗生

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