ビジネス

2018.11.13 08:00

超富裕層のプライベート機利用、意外な実態が明らかに


プライベートジェットと聞くと、南仏のリゾートへと向かうために使うイメージを持っている人がいるかもしれないが、移動距離が3000マイル(約4800キロ)以上に上ると答えた回答者は6%しかおらず、77%の回答者は1500マイル(約2400キロ)以下のことが多いと答えた。また、26%は500マイル(約800キロ)以下の移動が多いと答えている。

移動距離が短いのは理にかなったことだ。プライベートジェットは商用機とほぼ同じ速度で飛行し、混み合った空域で遅延が生じる可能性も同じ なため、最も時間を節約できる場面は離陸の10分前に空港に着けることと、着陸から5~10分で空港を後にできることだ。2時間以内のフライトでは、プライベートジェットを使えば移動時間を半分以上節約できる。

また調査では、北米がプライベートジェットビジネスの中心地であることが改めて示された。フライトの71%を北米が占め、そのほかでは西欧が9%、アジア太平洋が4%、南米が3%だった。大陸間移動にプライベートジェットを使用することが多いと答えた読者はたった7%だった。またプライベートジェットと聞くと、客室乗務員がシャンパンを注ぎ、追加のキャビアを持ってきてくれるイメージを持つ人がいまだにいるかもしれないが、フライトに食事を付けないと答えた読者は52%に上り、24%は客室乗務員も用意しないと回答した。

また、無人操縦の飛行機が将来登場したら利用するかという質問では、ぜひ利用したいと答えたのは4%、利用するかもしれないと答えたのは8%だったが、34%はおそらく利用しない、37%は絶対に利用しないと回答した。

編集=遠藤宗生

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