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DuckDuckGo CEO兼創設者 Gabriel Weinberg(courtesy of DuckDuckGo)

グーグルやフェイスブックなどから個人情報の流出が相次ぐなかで、注目が高まるのが、プライバシーを一切収集しないことを売りとする検索エンジンの「DuckDuckGo(DDG)」だ。

DDGの10月11日のアナウンスによると、一日あたりの検索回数は3000万件に達し、昨年から50%の増加を遂げたという。

「DDGの創設からデイリー検索数の1000万件突破までには、7年の時間が必要だった。その後の2年間で2000万件になり、それから1年足らずで3000万件を達成できた」と運営元は感謝のツイートを、#ComeToTheDuckSideのハッシュタグを添えて投稿した。

3000万件という数字は、グーグルの一日あたり35億件の検索数に比べればわずかなものだ。しかし、グーグルの検索ボリュームのシェアは2017年8月以来、減少に転じている。

DDGの運営元は同社のシェアが増加した理由について言及していない。しかし、ツイッターでダイレクトメッセージの漏洩が報じられた際に、DDGのツイッターアカウントはBBCの記事をリツイートし、「SNSのプライベートメッセージは、暗号化されていない限り、完全に安全とはいえない」と警鐘を鳴らした。

DDGにはメッセージの送信機能はないが、同社はプライバシー保護意識を高めるために、盛んな啓蒙活動を行っている。

「ブルームバーグ」のShira Ovide記者は、先日発生したGoogle+の個人情報流出報道に関する洞察を記事化した。下記にその一部を抜粋しよう。

「人々はその詳細を知らないものの、フェイスブックやGoogle+、ツイッターやWeChatを利用すれば、彼らがどんな記事を読み、誰とチャットし、どこを訪問したかのデータを収集されることを知っている。しかし、その個人情報が利用者の同意を受けずに、外部の企業に開放されることには反対のはずだ」

DDGの収益源は広告だ。しかし、その広告は検索キーワードをベースとしたもので、特定の個人の検索履歴を元にした、パーソナライズされた広告ではない。DDGには個人を追跡する機能がなく、外部に個人情報が販売されることもない。なぜなら、彼らは個人のデータを保管していないからだ。

2018年1月にDDGは、「Privacy Essentials」というクロームのエクステンションを公開した。このツールを用いると、ユーザー追跡を試みる隠しトラッカーをブロックできるほか、閲覧するウェブサイトの個人情報保護のランク評価(A〜F)が表示される。

DDGの検索結果は、グーグルなどの既存の検索エンジンとは微妙に異なっている。これはDDGがよりバイアスの少ない検索エンジンであり、個人の検索履歴に依存しないためだと思われる。

また、DDGの非常に興味深い機能としては「!(bang)機能」がある。この機能を用いると検索履歴を残さずにグーグル検索を行うことが可能だ。例えば、DuckDuckGoの検索ウィンドウに「!g」の文字列を入れてから検索ワードを入力すると、グーグルの追跡を回避しつつグーグル検索が行える。

プライバシーの保護に関心の高い人々にぜひ活用してほしい検索エンジンが、DuckDuckGoだ。FireFoxブラウザではデフォルトの検索エンジンをDDGに設定することが可能になっている。

編集=上田裕資

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