アマゾンは素晴らしい会社だ。1990年代に同社株を購入し、保有し続けた投資家たちに多額の富をもたらした(同社の時価総額は9月4日の取引時間中、一時1兆ドルを上回った)。
いくつかの指標で見てみると、同社の株価はバブルといえる水準にある。例えば、株価収益率(PER)はウォルマートのおよそ4倍。時価総額が米国の国内総生産(GDP)に占める割合は、5%に近い。
一方、公平を期するために言えば、アマゾンの株価が上昇基調にあることはその他の指標からも示されており、同社の現在の時価総額は、それらを適切に反映したものだといえる。金融情報ポータルサイト、インベスティングドットコムのアナリストも、そうした見方をする一人だ。
「…最も印象的なのは、アマゾンがどれほど短い期間のうちにこの節目に達したかということだ」
「アマゾンのこれまでは、間違いなく輝かしい成長の物語だ。アマゾンの収益源の柱であるクラウド事業は同社に、“伝統的な”企業にできること以上の、非常に多くのことを可能にしている」