登録 サンプル 閉じる

PICK UP

I write about leading organizational transformations.

Photo by Linh Pham/Getty Images

エンゲージメント(熱意)とアカウンタビリティー(責任)は、いかなる組織でも成長や生産性、収益性を高めるための重要な要素だ。しかしペースが早く、「破壊」の時代である21世紀において、エンゲージメントやアカウンタビリティーを向上させることは、かつてないほど困難な作業であるようにも思える。

コンサルティング企業KPMGがまとめた「グローバルCEO調査(Global CEO Outlook Report)」2017年版によると、CEOの74%が自組織の成長と競争力を維持するため、組織文化やエンゲージメントの向上施策への投資を強化する予定だという。

エンゲージメント向上のために組織が以前より多くの時間とリソースを割いているにもかかわらず、ほとんどの組織では目立った変化がみられていない。一方、エンゲージメント向上に成功した企業は、生産性が17%増、EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)が20%増という結果を得ている。

私が所属していた米海軍特殊部隊「ネイビーシールズ」では、エンゲージメントやアカウンタビリティーはそもそも、改善が必要な問題ではない。これらに欠けている人間は、シールズの選抜と訓練のプロセスを通過できないからだ。

だが、シールズでは世界で最も過酷な特殊作戦訓練を行っており、隊員1人を育てるのに数百万ドル(数億円)かかる。なので、シールズにとって人材の獲得、エンゲージメント、リテンション(人材の維持)がどれだけ重要かは、皆さんも想像できるだろう。

もちろん、このプロセスをそのまま民間に適用することはできないが、私がシールズの文化から借用し、自身の企業やパートナー企業に移植した原則がいくつかある。

以下に、シールズの哲学や精神から編み出された9つのモットーを紹介する。いずれも、シールズの文化や、隊員らが人生や仕事にアプローチする方法を形作っている言葉だ。

1. 唯一の楽な日とは、昨日のこと

卓越した生き方を追求する個人や組織にとって、真に“楽な”日というのは存在しない。卓越した生き方とは、実際には実現不可能である「完璧さ」の実現を常に追求し続けること。人生やキャリアはチャレンジに満ちている。自分でどうにかできるものには対処し、どうにもならないものは無視しながら、そうした課題に正面から取り組間なければいけない。

2. 勝者になれば報われる

シールズの訓練では、ひとつのクラスが7人組のボート乗組員チームに分けられる。こうしたチーム同士が頻繁に競い合うことで、リーダーシップ、チームワーク、アカウンタビリティーが育成される。この際、教官は「勝者になれば報われるぞ!」と叫ぶ。勝利したチームは時に、次の訓練メニューを休むことができる。リーダーがエンゲージメントやアカウンタビリティーを文化上の優先事項とすれば、勝利はおのずと付いてくる。

編集=遠藤宗生

記事が気に入ったら
いいね!しよう

LIKE @Forbesjapan

Forbesjapanを
フォローしよう

FOLLOW @Forbesjapan

あなたにおすすめ

合わせて読みたい